今日のいちまい
写真家馬渕久美子の父
撮影の
四歳の馬渕と0歳の弟
実際の写真を見ますと
激しくピンぼけして
しかも粒子が粗い
光量が足りないのと
露出があっていない
フイルムの感度を間違えた事が原因とみられる
下手なのに高価な一眼レフでいつも撮影していたので
馬渕の思い出は
全てぼけている
父は写真が
清々しい程下手な上に
気にしない性格で
飽き性で
買い替えを繰り返したおかげで
学生の身分で
馬渕はお古の一眼レフを手に入れる事ができて
現在に至る。
家族は父の腕前に
長年うんざりしているので
実家にわたくしがいる時は
さほど写真家であるわたくしに興味のない母も
さりげなく
『…お父さん、ちょっと写真撮るの?だったら久美子が撮りなさい』
と言う
孫もできたのだし
がんばって欲しいもんです。
因みに
写真当時の
わたくしのあだ名は
すきっ歯だった為
『ライオン歯』
でした。
ガオー…………