昨日、丸善日吉店でレジの行列の長さに本が買えずぶーたれてバスの中でXを見ていたら安田弓さんのお母様が本を出されたという投稿があり、その場でアマゾンに注文いたしました。で、今ほど読了いたしました。

 

弓さんのお母様が書かれたとは信じられない若さのある本です。

 

未熟というのではなく若さの持つみずみずしい感性とか柔軟さに溢れているのに驚きました。

 

それでもおそらく長く「ものを書く」ことを日常にされていたことがわかるこなれた文章で綴られた作品集です。

 

どこにでもあるような日常に一筋の光が差し込み、長く深い影を見せていますが透明感があるので暗い感じが一切ないです。

 

筆者は塾員とのこと。慶應が女子学生を受け入れた創成期に入学されたのでしょう。

 

慶應が目指す知性とか品格が間違いなく滲んだ作品集でもあります。

 

特に女子塾員は読まれることを強くお勧めします。