昨日の投稿で国立公民館の読書会で筆者に向かって「読んでいませんが」という人々(おそらく物心ともに今の日本ではハイクラスの人達に見えました)に驚いたと書きました。

 

 

実は三田文学新人賞をいただいた時に当時の会長であった江藤淳先生が「読んでいないけどおめでとう」と言われました。まだ若かった私はあっけにとられたただけです。

その年末に江藤先生は自死されました。私が呪い殺したのではたぶんないです。

 

何かを書くというのは大変なことです。また他者からどんな駄作に見えても作品は自分の命より大切です。「読んでいないですが」は言わないで欲しいです。

 

ある人から「立ち読みした」と言われた時には叩き殺そうかと思いました。