芥川賞受賞作ということで買ってみました。

 

東日本大震災からの話です。

 

家族は無事だったものの、しばらくして妻がインフルエンザをこじらせて死亡。

 

幼い息子と残された主人公を慮って奥さんを世話してくれる人あり。

 

結婚して穏やかに暮らしていると思っていたらある日、その奥さんが食器を全部壊して家を出ます。

 

ほそぼそと仕事(片付け屋とか家の修理とか)をつづけながらの息子との日々。

 

暗いです。

 

主人公は一応大卒の設定ですが、高校の時の部活のしらがみが続いています。

 

何かの大きな災厄に巻き込まれるともうずっと不運が続くという話でしょうか?

 

さっさと都会なり地方でも政令都市に出ていれば奥さんも死ぬことはなかっただろうし、もっと収入の良い仕事もあったはずと思いました。

 

この小説に限らず被災地の人は出ていきませんね。

 

良い生活あればフィリピンでもどこでも行くと思っている私には理解不明。

 

それから高校で部活をするというのが理解不明。

 

もあもあした小説でした。