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【未来の選択(中編)】
ある日、一通の手紙と同時にスマホにメールが届いた。
送ってきた人間に心当たりはない。
メールはパスワードで解除するようになっていた。
手紙を開封するとそこには、パスワードがあった。
変なことをするものだと思いながら、パスワードを入力した。
目を見はった。
そこには、驚くべきことが書かれていた。
【未来決定委員会へようこそ】
原 様
この度、あなた様は、未来決定委員会のメンバーに選出されました。
この委員会は、人類の未来を決定するクローズドカンファレンスです。
メンバーは、未来の設計ができる能力をお持ちのかたがたです。
未来を確かなものとするためには、各メンバーの同期・調和が必要となります。
そうでないと、方向性がばらばらになってカタストロフィックな終焉を迎えることになります。
どうかこの目的を汲み取っていただき、次回からの参加をお願いいたします。
下記にて日時、場所をご案内いたします。
未来決定委員会 事務局長 ディビット・シュターン
なんてことだ。
人類の未来は、こういう委員会で決められていたのか。
でも、決めるという言いかたは正しくない。
方向性をひとつに調整しようということだろう。
つまり、東へ行くという意思のものと
西へ行くという意思のものがいたら、
足し算だとその位置にとどまるだけで、進むことはできない。
だから、東へ行くというのに合理的な理由があれば、
西へ行くというものもそれを撤回して東へ行くことに合意するだろう。
そんな風に調整が行われるんだ。
おそらく、こういう能力をもった人間は、地球上に希に現れる。
そういうもの達が集まって、人類の行く末を決めている。
自分はたまたまそういう巡り合わせだったということか。
なるほど、納得できる話だ。
そして数日後、原は、指定された場所に向かった。
(続く)
【2015年3月記】
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