東京砂漠のゴジラちゃん -20ページ目

東京砂漠のゴジラちゃん

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ゴジラちゃんの仲よくしている友達に ガメラちゃんがいる。



珍獣の近くには 珍獣がいる。 これ、すなわち宇宙の法則!



ガメラちゃんはゴジラちゃんより 3つ年上の45歳。



ここ数年、ガメラちゃんの周りで すごく不思議で ちょっと厄介なことが起きていた。


だけど、天真爛漫なガメラちゃんは いつも笑っていた。



しかし最近になり ガメラちゃんの元気がなくなっていった。



心配したゴジラちゃんは ガメラちゃんに聞いた。



「大丈夫?」



「大丈夫じゃない」



「どうすんの?」



「はたらく!」



ガメラちゃんは、とある大手書籍店の面接に行った。



毎日、お姫様のような日々を送っていたガメラちゃんは、働くのが初めてで ちょっとドキドキした。




書籍店の若いオンナ

「では、簡単なテストをやります」



ガメラちゃん

「はい」



目の前に出された問題用紙を見て ガメラちゃんは固まった。



それは、小学生のころやった覚えのある 算数の引き算だった。



        10000 円

     -   850 円






ガメラちゃんは なぜだか 分からない。



それは、小学生のころがあまりにも昔だったのと、お金の計算がひどく苦手だったからだ。



もし、円 が式についていなかったら 出来たかもしれない、とガメラちゃんはゴジラちゃんに言っていた。



それに、目の前では 書籍店の若いオンナが腕組みをし、ガメラちゃんの手元をジーッと見つめている。



早く書け、早く書け、と言われているようなのだ。



ガメラちゃんは、どんどんどんどん 分からなくなっていく。額には脂汗がにじんできた。



痺れを切らした若いオンナは、次に漢字の問題用紙をガメラちゃんに突き出した。





最初の字は 「じむようひん」 だった。



フムフム・・・・・・と、ガメラちゃんは、さらさら書いた。



次は 「ゆうりんどう」 だった。 

(書籍店の名前、ばらしちゃった。ごめんね、ガメラちゃん)



えっ? とガメラちゃんの手が止まる。 



・・・・・・・・・5分経過・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・10分経過・・・・・・・・・・



書籍店の若いオンナ

「はい!もう結構です!」 (たぶん、怒ってる)





ガメラちゃんは 肩を落として家路についた。



小学生の娘の イルカちゃんにこの話をすると



「ママのばか!ママのばか!泣」 と イルカちゃんは悲しがった。



イルカちゃんがかわいそうになったガメラちゃんは、



「違うのっ、違うのっ、アルツハイマー友蔵のテストだったの」



と慌てて言った。





ゴジラちゃんは、心の中でこっそり思った。



アルツハイマーのテストだったら ガメラちゃんは合格したのに・・・・・・な。




   ≪ゴジラちゃんの今日の格言!≫


 とっさのいい訳、自分の首をしめている

ゴジラちゃんは怒っている。



高度成長期が原因か・・・・・・。

核家族化が原因か・・・・・・。

偏差値教育が原因か・・・・・・。



将来の夢は?と聞かれ 平然と 「マイホーム!」 と答えるオトコたちが多すぎる。



恥ずかしいとは思わないのか。



家を失くしたゴジラちゃんのヒガミでも なんでもない。



いや、家を持っていないから なおさら 吠えやすい。



ヒトは、オギャー! と生まれ、はい、そこまぁでぇよ! と死んでいく。



何億光年の星の寿命に比べれば、人間の寿命なんぞ 蝉と変わらない。



そんな短い人生で マイホームのために 生まれてきたのですか。



世のため人のため、なんて、もう死語なんでしょうか・・・・・。



これじゃ、ゴジラちゃんの旦那さん探しは 当分お先真っ暗だね~。



じゃあ、何ていえばいいのさ・・・・・・・と、聞こえてきましたよォ。



・・……………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自分で考えな。



ゴジラちゃん、いつもふざけてばかりではないのである!



今日は、本当に怒ってる!



あっかんべ~。 (ゴジラちゃん、今日、なんかあったんだね・・・・・・)

毎日、喫茶店で執筆作業に明け暮れるゴジラちゃん。



時間ばかりが過ぎて、結局のとこ、何も進んでない、というのが悲しい現状・・・・・・。



でも、とりあえずは集中しているので、周りの人たちのことは まず目の中にも頭の中にも入ってこない。 が、妙な臭覚、視覚センサーだけは、常にビンビンだ。



そこに 引っかかるのは 当然妙な人たち。



昨日 こんなカップルがいた。




「ちゃんと、言ってみろ!」 50代前半の男 → ズボン三世 (ルパン三世の出来そこない)


「だからぁ、別に大した話じゃないのよォ」 30代前半の女 → ポリープ (ポパイの恋人のオリーブを太らせた感じ)





ゴジラちゃん、右耳センサーがピクピク動きだす。





ズボン三世 「そいつと 何処に行ったんだ!」


ポリープ 「だからぁ、お寿司食べに行っただけよォ・・・・・・」 





窓際のカウンターに座っていたゴジラちゃん。 その並びの一番奥にそのカップルはいた。 窓ガラスに二人の顔がよく見える。 盗み見するには最高のポジションだ。





ズボン三世 「誘われたのか!」


ポリープ 「モジモジモジモジモジモジ・・・・・・・・」

 





女は絶対に喜びを隠している。 間違いない。





ズボン三世 「おいっ!」


ポリープ 「だからぁ・・・・・・」





お~お~、更に嬉しそうだ。 おまえ!本当は超、嬉しいんだろ!なんかこう、囲われてるみたいな、腕をギュッと掴まれてるみたいな、イヤイヤしてるのに、なんでぇ~!みたいな、おいっ!おまえ!





ズボン三世 「店の女みたいな真似しやがって!そいつ、若いのか!」


ポリープ 「う~ん・・・・・・」


         



           20代後半だな・・・・・・。





ポリープ 「29さい・・・・・・」


 

            


            あったりぃ~!





ズボン三世  「ちっくしょう!ぶっ殺してやる!」


ポリープ 「ちょっとぉ!やめてよォ!」



        


       おお!過激!過激!でも、口だけだね・・・・・・。





ズボン三世  「おまえさ・・・・・・、なんでだよ~」 んん?急に甘ったれた声・・・・・。


ポリープ 「だってぇ~、かくかくしかじかかくかくすけさん・・・・・・」



     



       えっ?なになに?聞こえない・・・・・・。

 



すると、男が女の髪の毛先を触りだした。すでに二人は横に並ぶカウンターの椅子で、向かい合っている。女の顔はデレ~と顔じゅうのパーツが垂れ下がり、上目使いで男を見つめている。男は左手でおでこと目のあたりをふさぎ、指の隙間から女を見ている。




なんとまあ、助べえなお二人さん。



あのねぇ、あのねぇ、此処をどこだと思ってるのさ!そういうことは、二人っきりでやっておくんなせい!



今度は、男が女の服についた誇りを取り始めた。 まるで、猿山のノミ取りじゃん!



ちらりとゴジラちゃん、自分の服に目をやった。猫と犬の毛がいっぱいだ。



ねえねえ、私もついてるよ。ほらほら。みてみて。