ドキドキ!無賃乗車の旅パート3 | 東京砂漠のゴジラちゃん

東京砂漠のゴジラちゃん

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朝起きたら 隣の美代ちゃんの布団はカラだった。



窓を見ると カーテンの隙間から朝日が差し込んで ゆらゆらとそこだけ海の中みたいだった。



「お~、もったいない、もったいない、早く起きようっと」



ゴジラちゃんは体に勢いをつけて 起き上った。



さぁ~と カーテンを開ける。



窓の外はゴジラちゃんが想像していたよりも ずっとずっと緑だった。



ぞっとするほど 緑一色だった・・・・・・。



「・・・・・・」



窓ガラスに 緑のツタがべったりと張り付いている。



2メートル以上に成長した雑草が窓に・・・・・・いや、庭中を占領していたのだ。



「おはよ!」



振り返ると 昨日は宇宙人だった美代ちゃんが、農家のおばさんに変身し 突っ立っていた。



大きなツバの、首の後ろにもツバがある 青い小花の柄のついた帽子をかぶり、えんじのタータンチェックのかっぽう着に、手には軍手をはめている。



そして、なぜか 片手にクワを握りしめていた。



「なんで?」 ゴジラちゃんは おはよ と言わず そう小さく呟いた。



美代ちゃんが クワをもう一本後ろに隠しているのが見えたからだ。



「仕様がないのよ!だって、誰もやらないんだもん」 と美代ちゃん。



「や、やだよぉ~」 とゴジラちゃん。



「だって、ゴジラちゃん、緑が見たいって言ってたじゃん!」



な、なんと、無茶苦茶なことを!と思ったが、その後30分、ゴジラちゃんは美代ちゃんに説得され お揃いの格好で庭の草刈りに駆り出された。




つづく・・・・・・。