東京砂漠のゴジラちゃん

東京砂漠のゴジラちゃん

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 「東京砂漠のゴジラちゃん!」 

に来てしまったお気の毒な方たちへ。


だが、さらに気の毒な人生を歩むゴジラを知れば、チミたちはきっと幸せな気分になれる。


「東京砂漠のゴジラちゃん!」

《1》サラリーマンがスーパーマンになっちゃった! の巻

第1話  第2話  第3話  第4 話  第5話  

《2》三千万、半年間で宙に舞う~! の巻

第6話  第7話  第8話  第9話  第10話  第11話  第12話  第13話  第14話  第15話  第16話  第17話  第18話  第19話  第20話  第21話  第22話  第23話  第24話  第25話  第26話  第27話  第28話  第29話

《3》ゴジラの極上生活! の巻

第30話  第31話  第32話  第33話  第34話  第35話  第36話  第37話  第38話  第39話  

《4》不思議な不思議な望田英雄! の巻

第40話  第41話  第42話  第43話  第44話  第45話  第46話  第47話  第48話

《5》望田、メール攻撃開始する! の巻

第49話

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免疫隊との対話は数時間にもおよび、最終的に




・今後、ゴジラは薬にたよらない。

・免疫隊は遠慮しないでゴジラになんでも言う。


 


以上の結論に達し、ようやく折りあいがついた。




免疫隊の頑張りをゴジラが理解したことで、免疫隊は今まで以上に張りきっているのか、みるみるとゴジラの体調に改善がみられてきた。




思考がスッキリし、視界が明るくなった。



視力までよくなったのだろうか、心なしか遠くのほうまで見える気がする。



つまっていた鼻のとおりがよくなり、鼻毛がのぞいているのに気がついた。



体の毛穴までつまっていたのだろうか、おっ! 心なしか体毛が濃くなったような気がするぞ。



喉が痛くなくなって、スムーズに声がでるようになった。あ~ああ~♪



喉のとおりがよくなったせいか、大声で吠えたくなってきた。ガ、ガオ~!!!



体が軽くなったせいか、縦横無尽に走りまわりたくなってきた。ガオガオ!



白目の部分がだんだんと真っ赤になってぇ、口がジリジリと耳まで裂けてぇ、爪がギリギリ尖りだしてぇ、太く長いしっぽがニョキニョキはえてぇ~~~って、おい! 野生のゴジラじゃん!

(ゴジラって野生とかあるの???)


免疫隊さんよ~! アータ、張りきりすぎですから! もとにもどり過ぎだよ~。



早く人間になりた~い! (古っ!)




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いま、ゴジラの体内で静かに対話がおこなわれている。




免疫隊

「どうして、どうして信じてくれなかったんだ……」




ゴジラ

「だって、だって、もう43歳だし、抵抗力に自信が……」




免疫隊

「トシのせいにするなんて……」




ゴジラ

「いや、普通の43歳じゃないんだよ! いろんなことがあり過ぎて、心身ともに疲れきった43歳なんだ……」




免疫隊

「いろんなことって?」




ゴジラ

「ヘンな霊能者と出会って、なんにもなくなっちゃって、起死回生して一生懸命働いてたら、ヘンな男が近づいてきて、なんだか親身になっちゃって、そしたら男がスーパーマンと金貸し屋とストーカーの三役に変身しちゃって。でも仮面を脱いだら、あらまあ不思議、精神病じゃん! てなことになっちゃって、ゴジラは不眠症と胃潰瘍と顔面神経痛になっちゃって、あわてて夜逃げして……心ここにあらずで引っ越ししたもんだから、調味料の大ビンたちを梱包するの忘れちゃって、死ぬ思いしたよ。引越し料金値切りすぎたせいかな~」




免疫隊

「はなし、もどしてくれる?」




ゴジラ

「あっ、ごめん。とにかく引っ越しが多すぎるんだよ、霊能者とのことでマンション売っちゃった2005年から今まで、6回だよ。もう、疲れちゃったんだよ、もうヘロヘロなんだよ~」




免疫隊

「だから? だからボクの存在を忘れて、化学物質をボクのおうちに放りこんだってわけ?」




ゴジラ

「キミの存在を忘れたりなんかするわけないじゃない。違うよ! 自信がなくなってたんだよ……」




免疫隊

「自信? 自信ってなんだよ! ボクがいつもどんなに頑張って働いているか、知らないんだろ?」




ゴジラ

「えっ?」




免疫隊

「このあいだ、かびたパンを大量にキミが食べたときも、去年6月、梅雨時だっていうのに3日間もテーブルの上に放置されたコーヒーをグビグビ飲んだときも、ボクがどれだけ頑張って菌と闘ってたか、考えたことがある? キミは寝こむこともなく、大量のガス漏れだけですんだじゃないか!」




ゴジラ

「執念深いね……去年の6月のことなんて……」




免疫隊

「だって、だって言わなきゃわからないことってあるじゃない! 愛してるって言ってくれなきゃ、わからないわよ!」




ゴジラ

「キ、キミ、キャラがヘンだよ……」





めんどくさくなってきたので、おわり。

二十年ぶりに風邪薬を飲んだことを、今、後悔している。

ちっとも良くならないからだ。

風邪薬に抑えられた風邪菌 VS 風邪薬+免疫隊がジリジリの攻防戦をはじめてしまった。




以前なら、この程度の風邪は熱いお風呂にじっくり浸かって、たくさん着こみ、布団を首まですっぽりかぶって、うりゃー! と寝る。

すると、ジュワ~ッと汗が吹きだし、それでも我慢の子でいると、汗が滝のようにでる。そろそろだな……と、ヨシッ! てな具合で布団から飛びだし、枕もとに用意してあったパジャマにそっこう着替える。

これを三回ほどくり返すと、朝には風邪菌どんはすっかり御用となり、島流しで跡形もない。





しかし、

人生初体験の極寒か、

人生おり返し地点にきたからか、

免疫力低下をこっそり感じはじめ気弱になったせいか、

薬にすぐにたよる弱いオンナへの憧れか、

薬を飲んでしまった……。





すると、どうだろう……、

一日のあいだに、中途半端な汗を何度かかくのをくり返すだけで、ちっともよくならないではないか!

熱いお風呂にはいって、例の荒療治をやってやろうか、の誘惑に何度も負けそうになる。

だが、それをやることはルールに反するのじゃ!

薬にたより、薬の威力とやらを見せてもらおうじゃないのさ、と決めたのだから。

それに……薬を口に運ぶたび、ゴジラって弱いの……と本当にそんな気になれる。これは初体験だぞ、すごいぞ!





しかしだ、4日たっても5日たっても、症状に改善も悪化もどちらも見られず、思考はボーっとし、頭は妙に重く、喉は痛かったり治ったりまた痛くなったり、熱も高いままだ。

だましだまし生きて、気がついたら死んでたじゃん! てのに似ている。

くそ~!

薬にたよったゴジラの敗北だ。

明日、ルール違反をすることに決めた。