中学生になって、また S とはクラスが別になった。
たまにすれ違うこともあったけど、目も合わせなかった。
2年生になって、また同じクラスになった。
私はドキドキが止まらなかった。
S は、何事もなかったかのように私に話しかけてきた。
また彼のことを好きになってしまった。
でも S には彼女もいたし、彼女になりたいとも思わなかった。
もう前みたいになりたくなかった。
毎日会って話ができればいい。
ただずっと友達でいられればいい。
S は私の憧れの人になった。
そのままクラス替えもなく、卒業の時期になった。
S は早くから私立への進学が決まっていて、私は公立を受験した。
その公立に落ちたら、S と同じ私立に行くことになっていた。
それも悪くないと思った。
でも私は難なく、公立校に合格した。
もう毎日会うこともなくなるんだなぁ・・・
今までは学校に行けば当たり前のように S がいたのに。
当たり前なんかじゃなかったんだ。
なんだかすごく淋しくなった。
でも卒業は待ってくれない。
S とのシアワセな毎日は終わった。