って言っていいのかわからないけど、


昔、旦那に暴力を振るわれていた時期があった。


そのときはまだ旦那じゃなかったけど。




付き合い始めてまだ半年くらいのころ、彼はまだ高校生だった。


ささいなことでケンカをした。


私は彼の言うことを聞かなかった。


そして何を思ったか、彼はいきなり私のお腹を殴った。


それなりに痛かったと思う。


一瞬息ができなくなった。


そして私は彼の言うことを聞いた。


それがいけなかったんだ。



それから彼は、


私が自分の思い通りにならないと暴力を振るうようになった。



駅のホームで顔を殴られたこともあった。


お店の前で壁にたたきつけられたこともあった。


デートの途中で足を蹴られて肉離れになったこともあった。


…数えたらキリがない。


でもケンカの原因はいつも私だったし、私が悪いんだと思っていた。




彼は私に手をあげていることを周りに話していたらしい。


家族、親しい友人、バイト先の人…。


彼も彼なりに悩んでいたのかもしれない。


私は誰にも言えなかった。


私は昔から恋愛にのめりこんでしまうほうで、


好きな人ができると、その人のことで頭がいっぱいになる。


もう他のことなんてどうでもいい。


その人がいてくれればそれでいい。


誰かに話しても、別れたほうがいいとか言われそうな気がした。


1人になりたくなかった。


そのときの私には彼しかいなかった。


だから、


私がケンカの原因を作らなければいい、


原因を作ってる私が悪いんだと思った。



それでも彼が大好きだった。





そして、そんな日々が1年ほど続いたある日。

私と彼の共通の友人と集まることになった。


そこでも私の態度が気に入らなかったらしく、


初めて知っている人がいる前で、暴力を振るわれた。


友人たちが慌てて止めに入った。



「 やめろって! 絶対ダメだってこんなこと! 」



彼もそこで、少しは目が覚めたのかもしれない。

私は怖くて泣いていた。



それから、私と彼はそれぞれ別々に友人に付き添われて


友人の家に帰ることになった。



友人の家に着き、1人の友人が間に入ってくれて3人で話をした。


それから彼は私に暴力を振るうのをやめた。





このときにもし別れていたら、


私にはもっとシアワセな未来があったのかな。


もう今更、何を言っても遅いけど…。






彼は私に暴力を振るっていた事実を、きっと忘れないと思う。


私の心の傷も、一生消えないと思う。