芸術の秋です。
美術館巡り・・・
皆さんは、芸術を観て、何を感じますか?
国立西洋美術館で、10月6日から、ムンク展が開催されている。
仕事の合間、時間を作り、ムンク展に足を運んだ。
ムンクの絵は、独特なモノがある・・・
「人間の魂の叫び」とも呼べるテーマを描いた エドヴァルト・ムンク
「愛」「死」「不安」などの切り口だけでは捉えられない。
私の魂に、訴えてきた絵からでる何とも言えない不思議な力。
なぜ、だろう・・・
多分、彼の人生そのものが私に強いメッセージをくれたのである気がしてならない・・・
代表作「不安」「マドンナ」「労働者」は
私の脳裏に焼きついている。
彼の生涯は、普通ではない・・・
今回、初めて知ったのであるが、壮絶な人生そのもの。
彼は、生まれてすぐに母を亡くし、兄弟二人、その後、父も亡くしている。
彼の孤独の人生の始まり。そして、生涯に渡り、独身。
途中、何度か恋に落ちるが、恋もうまくいかず、自分の指を拳銃で自ら撃つこともした。
彼の若い頃の絵は、有名な「不安」の代表作に見られる様に、暗い絵が多い。
晩年につれ、明るい絵に変化していく。
謂わば、心の変化だ。
人は、幼少期、幸せに過ごす、子供が多い中、彼は衝撃的な出来事ばかり・・・
普通の人は、どうでしょうか、ある程度の年を経て、苦労、経験を積み、人生を歩んでいくが、彼は違った。
全ての苦労が幼少期にある。
彼だけではなく、偉人と呼ばれる人たちには、苦労はつきものではあるが・・・
亡くなった後、現在に至り、ここまで、人の心を動かす巨匠達・・・圧巻された。
皆さんも、是非、この秋、美術館に、お出かけになられたらいかがでしょうか?
必ず、何かのメッセージがあると思います。
絵、音楽はいいですね・・・
心を豊かにしてくれますからね。
この秋、私が行きたい美術展示です。
シャガール展・・・上野の森美術館にて(明日から12月11日まで)
フィラデルフィア展 印象派と20世紀の美術・・・東京都美術館にて(12月24日まで)


