第330回 旧キット BB戦士 三国伝外伝 馬岱ガンダム (2022年8月完成) | 電気のブログMK-Ⅱ

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こんにちは、もしくはこんばんは。


家の前の公園の梅が咲き始め
今年は特に、良い春を迎えたいと切に願う
工場長の電気です。

近年、春は良いことよりも嫌な出来事の方が多かったので、今年こそは楽しい春を楽しみにしています。



ちょっとご無沙汰だったプラモ記事、引き続き去年の夏の完成作


第330回 旧キット BB戦士 三国伝外伝
馬岱ガンダム (2022年8月完成)です。






いつも通り、ノー合わせ目消し下塗りペイントイットブラックに機体色ドライブラシ塗りです。

武具の持ち手と手首穴、塗り重ねの厚みで抜けなくなってしまいました(笑)
無理はやめて、そのままにしておきます。





そういえば、同じシリーズで馬超ガンダムというのがいるのか
調べたことがなかったので調べたら、最近のシリーズかな?では馬超ガンダムバルバトスというのがいて
この馬岱ガンダムと同じ時代と思われるシリーズには、馬超ブルーディスティニーがありました。

馬岱ガンダムがNo.347、馬超ブルーディスティニーがNo.321。

私にとっての馬超は、横山光輝三国志の、獅子のような意匠の兜のイメージが思い切り焼き付いていて、それが大好きで
自分の中の思い入れと思い込みが非常に強いため
そのキットをもし入手することがあれば、兜は横山三国志の造型に改造したいな~と思ったりします。








今回のキットのモデルである、三国志の馬岱は
馬超と共に、私的に凄く好きな武将です。
昔よく遊んだファミコンのナムコ三国志やコーエー三国志では、この二人がいるところ
だいたい親父さんの馬騰でやっていました。

武将としての強さは、馬超の方が
張飛や許褚と互角の一騎討ちを演じ、最強ランクの一人ではあるけれど

それに比べ、副将にあたる立場や任務が多かった馬岱。
馬超より長生きして、劉備亡き後も蜀に尽くし、実質的に劉備の後を継いだ諸葛亮孔明を支え、信頼され、多くの手柄を立てる場面があります。


偉大な頼みの綱であった諸葛亮の亡き後、蜀は滅亡してしまいますが
それより前に、重要なエピソードとして魏延の反目・謀反があって

もともと魏延は黄忠と共に劉備に下りますが
その際すでに諸葛亮は、劉備に「魏延は反骨の相があるがある」ため、のちに必ず災いをもたらします、と配下にするのをやめるように進言。
しかし劉備は配下に迎え、魏延も数々の手柄を立てます。

劉備亡きあと、諸葛亮が劉備の悲願成就のために奮闘する中、ついに諸葛亮自身も激務や心労から病魔に蝕まれ、病床に倒れる頃には
関羽・張飛・趙雲・馬超・黄忠ら五虎大将はとっくに世を去り、各国の猛将・武将も小粒になってしまい
魏・呉・蜀の三国で、もともと相当に強かった魏延が最強に近い存在となっていました。

そんな魏延が日に日に増長し、諸葛亮にも彼の不平不満が届き、諸葛亮へのあからさまな反骨の態度も直接現れます。

ただでさえ有能な人材が不足し、悲願成就への足並みが揃わぬところで、魏延を切ることはなかなか出来ないし
切るにしろ、相当に慎重にやらないと、魏延が謀反を起こしたり敵に投降しては本末転倒。
厄介な存在。

魏の司馬懿との戦いの最中、仕方なく魏延も司馬懿もろとも火計で始末する決意をするも、運悪く失敗してしまう。
味方の火計に巻き込まれた魏延は、自分を始末しようとしたのでは?と疑念を抱き
諸葛亮に詰め寄ります。

そこに今回の主役、忠臣である馬岱(ここまで長かった(笑))登場。
火計の件を魏延に疑われないようにするため、諸葛亮は馬岱に罪を着せ、刑を受けさせ、地位を剥奪。
屈辱の見せしめを受けることに。
それでその場はとりあえず収まります。

諸葛亮はすぐ、密かに使いをやり
馬岱を慰め、本心を伝え
馬岱も諸葛亮を案じ、反骨の魏延を見張ることを
国のため、諸葛亮のために魏延配下となることを進んで受けます。

魏延は当然、馬岱の武勇は知っているので
自分の配下にしたいと諸葛亮に進言して来ていました。


諸葛亮は亡くなる直前に馬岱に、自分の亡きあとに魏延が謀反や反目をした時の策を授けます。

やがて諸葛亮の死後、諸葛亮に後事を託された楊儀と反目した魏延は魏に降ろうとし
それを押し留めた馬岱は、それよりも蜀の漢中を落とすことを進言。

そこで魏延の軍と対峙した楊儀は、これまた諸葛亮から、魏延反目の際に開けるようにと授けられた策の小袋を開け
諸葛亮が書き遺した指示の通りに
魏延に「わしを殺せる者はいるか!」と三度叫ぶことが出来たら、漢中を譲ろうと言い
魏延は叫びます。

その一度目を叫ぶや否や、「ここにいるぞ!!」と、馬岱がズバリと背後から魏延を斬り落とし、魏延の謀反または反目を阻止しました。

全ては諸葛亮が亡くなる間際に、後の国憂を案じて
楊儀と馬岱それぞれに秘して授けた策。

この一連のエピソードにおける馬岱の、魏延を抑える機転、そして忠義心と耐える姿にはグッと来るものがあり、私の好きな三国志名場面の一つです。

手元に横山三国志がない中で、思い出しながら
馬岱のことをざっくり書きましたが
三国志に詳しい人は当たり前のエピソードとして

それよりも、この馬岱ガンダムのキットやSDガンダムの三国伝は知っているが三国志は知らないという人が読んで興味の入り口になればと思い、書きました。

そうなってくれたら幸いです。






そんなわけで、大変良いキット&カッコいいお気に入り作となりました。

自分が好きな武将とMSの組み合わせがいい感じのキットがあれば、また作ります。



お付き合いどうもありがとうございました。