The earth is round. -92ページ目

「年上女に惚れる才能」ユリとみるめ


永作博美についての考察。




松山ケンイチは「CUT」の取材で、

永作さんをユリ(映画の役名)でなく、
永作さんとして見れるようになるまで、
次の恋はできない、と言ってた。




だから正確には永作が演じる「ユリ」の考察。


結論、

容姿とのギャップ、自由さ、声のトーン。


松山ケンイチは、
タバコを吸いながら、
ポンポンと靴下を投げ捨てる姿に完全に落ちた。

と言っていたけど、

それは綺麗なお姉さんの見たことない、

生活シーンを覗き見た気がしたからじゃないかな、


って思う。



いかにもガサツそうな人のそんな姿を見ても、

何も感じないような気がするよ。



まあ、ユリの奔放さを象徴したシーンではあったけど。



自由で奔放な人は男女を問わず、

何かしらの魅力はあるよね。




でもユリの自由さは、仕草とか行動に限ったことじゃなく、

もっと生きること自体の捉え方というか・・・



「生きていますが、何か?」みたいなスタンスだって、

確か永作本人が言ってた。




それを感じたのは、

夫がいるのに、松山ケンイチ演じる「みるめ」と恋におちて、

「みるめ」を好きな「えんちゃん」(蒼井優)に問い詰められたとき。




ユリ 「付き合っちゃだめかなぁ」

えんちゃん 「だめですよ」

ユり 「だって触りたかったんだもん」

えんちゃん 「だもんって・・・」

ユリ 「いいか悪いかはやってみなくちゃ、わかんないよ」




20歳も上のユリの方が子供みたい。


だけど、いろんな葛藤を乗り越えちゃった大人の自由さだよね。




最後は声のトーンだけど、

あの顔で基本、低い。



ロバが好き、と言った「ユリ」に、

「みるめ」が、ロバいますよ、あの道を通りますよ、って言う。


ユリは「え~、みた~い!」と黄色い声をあげることはない。



でも、明らかに、見たそう 笑。



「みるめ」は当然気になって聞いちゃいます。



「見たいんですか?」

「うーん、見たいねぇ」



たぶんね、予想を裏切る反応なんだね。いっつも。



で、口から出る言葉が、いつも本物なんだよね。

だからトーンは低いけど、相手に響いちゃう。



あ、営業と一緒だ。高い声だとプレゼンは伝わりにくい。





さて、まあ、でもね。


ユリの魅力は分かったけど、それを魅力ととらえるのは、

年下男のみるめくん、松山ケンイチくんの能力でもあると思った。



予想を裏切る反応、とはいっても、



同年代の女の子に慣れていて、

そこがスタンダードだ、って思える男子じゃなきゃ、

キャッチできないし。



だいたい、みるめくんは、ユリが「触ってみたい」男の子だった。



それがなかったら、この恋ははじまらないよ。



どっちかじゃ成り立たないけど、

どっちも楽しそうなんで、よかったです。



とりあえず、ずっと解明しなくちゃいけなかった「永作博美の魅力」。

ユリでなくて、永作さん本人の場合においては、


当然容姿からは切り離せないけど、



その容姿に頼りきることをせず、使い方も見せ方も、

自分の頭で考えてプロデュースしていることにあるんだって分かりました。




自分の強みを理解して、

それを時代や周囲のニーズにあわせて転換させていく。




その点では、あたしの好きなジャンルの人だな。

勘三郎サン、とまでとは言わないけれど。




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「Don't laugh at my romance」ユリとみるめ


3度目のチャレンジにしてようやく・・・

劇場に入ることが叶いました!



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「人のセックスを笑うな」@渋谷シネセゾン。




毎回毎回、どんだけみんな永作が観たいの!

っていう混雑っぷりに妨害され続け・・・



今回もあぶなかった~


2列目か1番前しか空いてませんけど、


って、冷たく言われても、もう何でもいいよ。


さて、この映画で最初に気になるのは、


まず題名。


原作者の山崎ナオコーラ(♀)は、

命題するときにはまずアイキャッチを優先させるって、

何かの雑誌の取材で話していた。
自分のペンネームしかり。



だから、今回のネーミングも、アイキャッチね。

その証拠にタイトル画面の副題は、



「Don't laugh at my romance.」


ってなっていたよ。


人のロマンスを笑うな



こっちがほんとに言いたいことに近いっぽい。



笑うなって言いながら、

可笑しいでしょ、
って言っているような映画だったかな。


可笑しくて愛しいでしょ、

みたいな。


恋しちゃって、せつないんだけど、

なんかそれが滑稽にも思える、



もう少女漫画を信じなくなった大人の恋バナみたいだった。




原作者も女性、監督も女性だし、



絵に描いた「ロバ」があちこちでモチーフになっていたり、

映画に登場した「わらびもち」のストラップが売店で売っていたり、



なんかディテールへのこだわり方を含めて、

女の子な映画だなぁ~、って思いました。




あ、あれ?客観的?




お、オンナノコ・・・ダヨ・・アタシ・・・




・・・音楽もかわいかったな。



でも、私が観たかったのは、

永作博美・37歳の魅力。



その考察については、また後ほど・・・




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永作扮する「ユリ」の作品、リトグラフ。



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ここにもロバが。パンフの裏側。

お内裏さまとお雛さま


お昼ごはん、久しぶりに池袋の「いさご鮨」へ。


ちらし寿司を注文したら・・・



ん?コハダの切り身の陰に、

なにか隠れている・・・



引っ張り出してみると、



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お雛様と、お内裏様!!



醤油、かけちゃったけど・・・



そうか、今日は雛祭りだもんね。



こういう小さな心配りや遊び心を持つと、

お店の運営=仕事って楽しいんだろうな。



いさご鮨のおじちゃん、ありがとう。