卒業式の前日は大雨でしたが、幸い当日の朝にはカラッと晴れてくれました。
兄くんはいつもより早めに登校し、私も少し早めに自転車で到着。
偶然、兄くんの友達(中学の支援級の同級生で高校も同じクラス)のお母さんと会い、隣に座って卒業式に出席しました。
寒くて寒くて途中でトイレに行きたくて辛かった…
兄くんから思わぬ感謝の言葉をもらって
写真も撮らないし友達と約束もない、後輩とかいないし特に何もない兄くんと
そそくさと二人で帰りました!
花束とかバルーンとかいっぱいもらって
写真撮影する、いわゆるリア充達を横目で見ながら。
私自身はまあまあリア充していたので、後輩から花束をもらって『くれえばん』(地元情報誌)に写真撮ってもらったりしましたよ!恥!
でさ、兄くんと帰りにランチしに寄ったんだけど、普通に世間話として
「風船とか花束とかかわいかったね」
と言ったんです。
兄くんはそういうのに興味無いかバカにするかと思ったら、
「俺らのクラスも映像作って流したじゃん?
だけどあいつら(バルーンを持っていた子達)のには敵わんと思った。昨日○組の前通ってちょっと見たけど、すごい手が込んたやつ作ってたわ。
うちのクラスの奴らセンスない。ダメだ。」
と。
「へぇ〜。
やっぱり普段から映えとか気にしてる子達だから上手なんだね。
だけど兄くんが作ろうって進めて自分でやったわけじゃないんだから、それは言っちゃダメよ。」
と言うと
「まあね。
俺が何かをやろうってみんなを誘えないタイプなのは間違いないし、あいつらはそれができて周りもついてきてくれるんだから、正直うらやましいわ。
ちょっと入りたかったもん。」
ですって。
確かに、兄くんのクラス(というか科)はどうしても似たような子が多く、いわゆる陰キャが多くて。
しかも女子がほぼいない。
その中でもがんばって中心になってやってくれた子達もいたから、動画とか写真を編集して映像を流してくれたんです。
それはめんどくさいし誰にでもできることじゃないから、出来に文句をつけることはできないけど、兄くんはきっとみんなで協力してキラキラしたモノを作っていた子達がうらやましかったんだろうな。
でもそんな素直な感想を聞けたことが本当にびっくり。
私も、卒業式の最後で学年全体のいろんな映像が流れてて、
楽しそうに昼休み運動してる子達とか、学食でおしゃべりしながら昼ごはんを食べてる子達とか(兄くん結局1日も欠かさずお弁当持参でした)
何気ない日常なのにキラキラしてて、兄くんにはこんな時間はなかっただろうなと思ってたんです。
もちろん友達もいたし本人は楽しい瞬間はたくさんあったとわかってますよ!キラキラ度のことです。
だけど兄くん自身もうらやましい感覚があったんだなぁと。
大学も残念ながら理系だから女の子は少ないけど、もしかしたらうらやましかった気持ちがあるから頑張って行動するかもしれませんね。
いや、もちろん陰キャだろうがぼっちだろうが、本人が良ければいいんですけどねー。