3. 全ての事柄が分かるスペシャリストの不足
理想を言うならば、ケアマネージャーが、それらの全ての専門知識を要し、まさに中心となって、進めればよいのですが、さすがに、そこまでケアマネに要求すると、ケアマネの試験がよりいっそう難しくなり、ますます成り手が、いなくなってしまうでしょう。
これは、2の中で、綴った文章の抜粋ですが、そんなことを言っても、ケアマネというのは、全てをまとめ上げるんだから、当然知識も豊富じゃないと駄目じゃないのかと、思われる方がいても無理はありません。
なぜなら、役所は、まさにそういう風に面倒くさいことがらを全て押し付けるためにケアマネージャーという職業を作ったといっても過言ではないからです。
なら、なぜ筆者は、ここまで、ケアマネージャーを擁護するのでしょう。それは実は、簡単です。ケアマネージャーという職業をしていて稼ぎ出せる賃金が、悲しくなるほど少ないからです(ケアマネージャーの能力が高いわりに)。この賃金さえ多ければ、ケアマネージャー一人当たりに付く利用者の数も、今よりずっと少なくできるはずです。そうすることによって、初めて、中心としての、役割を担えるのではないかと思います。
現実的に事業所の一職員として、働いている限り、これ以上の業務過多は、金銭的に事実上不可能でしょう。
では、どうしたら理想的な住宅改修になるの? 答えは簡単でした。
そして、これこそが、このHPの主題といってもいいでしょう。
住宅改修屋さん。そう、全く今までになかった職業です。
変な響きですが、これは画期的でいて、非常に安定感のある職業になるでしょう。
すべての答えがこの住宅改修屋さんにあります。そう、なにかしらの業種に絡んでいる人が、スペシャリストになる必要は、無かったんです。ようするに、ケアマネが、ついこの前できたのと同じように、まったく例の無い新たな、職業を作ればよかったんです。
これは、あくまで住宅改修に絞った職業です。具体的には、住宅改修に関わる施工能力(家を建てる大工さんのような技能は、必要ありません。)、そう家を建てる能力なんて、どんなに頑張っても3~5年は、必要です。しかし、こと住改に関していえば、大きく分けて、5種類、細かく細分化しても、20種類に満たないのです。
介護の知識も、最低限の住改の手続きや、プラン作成に必要な知識があれば、必要十分かと思います。もちろん、それ以上の知識を備えた方を非難するつもりはありませんが、逆に非常に優秀なスタッフを育てようと思えば、何年もかかり、その分先ほども言いましたように、コストにはねかえるのです。これでは、本末転倒となります。
一人のスタッフが、初めて利用者宅に伺い、そしてプランを作成し、工事を終らせ、集金や手続きを滞りなくすます。これを一人の人間がすることに対するメリットは、数え切れません。いくつか具体的にあげてみましょうか。
まず、連絡不備によるミスが事実上消滅する、これは当たり前ですよね、だって基本的に一利用者に対して一スタッフが担当するわけですから、しかも、その一人が、工事の施工まですれば、より連絡不備は、なくなるでしょう、そして、連絡作業がなくなるので、その分の経費を削減できる。
この経費の削減は大きいですよ、なぜならこれにより予算的につけられなかった手摺が設置できるようになるんですから。
削減ついでに言いますと、住改を専門にやることによって、当然片手間に工務店が工事をするのとは違って、在庫が固定できるわけです、ちょっとむずかしいですか、えー簡単にいうと、花屋さんは、片手間に魚を売らないですよね、売るとしたら、水槽や、魚の在庫をまた一からそろえるのに、大変な費用がかかるからです。
それと一緒で、片手間にしている場合、在庫整理が大変ですが、専門にすることによって、在庫がすぐに回転する効果が得られます。
薄利多売になるのは、否めませんが、それでも業者側のメリットは、数多くあるのではないかと思います。