2.非常に複雑化した役所の書類及び制度
正常な業者が異常な見積書を作っている事実。
では、業者が異常でなければ、なにが原因なのでしょうか、それをこの項目ではっきりとさせてみましょう。
まず一般的に、必要な書類を上げてみましょう。
まず、申請用紙。これは、役所にもらいに行けば、直ぐにくれます。ただ、当然ですが、役所に行かなければ、もらえません。
後は、工事前の写真、そして、工事後の写真。
しかも、ただ写真を撮ればいいというわけではなく、日付が入ってなかったり、写し方がまずければ、当然のようにやり直しになります。
そして、見積書。
見積書にしても、ある程度{住宅改修用の言葉}みたいなものがあって、工務店からのコピーをそのまま持っていくと、駄目な場合が多いです。
他には、図面。これは、市によっては、いらないところもありますが、大体9割の市町村では、いると思います。工務店の人間ならば、なれたものですが、なかなか、素人の人では、やり始めるまでに、ちょっとためらうのではないでしょうか。
あげていけばきりがありませんが、役所という場で働いている人にとって、相手の手間や、労力は、まったく問題ではなく、あくまで、正式な書類を用意することのほうが、大事なのです。これは、役所がらみの仕事をされている方なら分かってもらえると思います。
なお、介護保険の制度を利用できる方は、基本的に65歳以上のお年寄りとされています。しかも、役所側としては、上記の書類を、本人または、家族に、作ってもらうように、指導しています。
はたして、どれだけのお年寄り(しかも、要介護認定を受けている以上、なにかしらのご病気または、疾患があるはず)に、この書類を用意できる力があるでしょうか。
このページをご覧になっている方の多くは、自分の力で、パソコンを立ち上げて、インターネットを見ることができ、さらに、アドレスなり、検索エンジンから、このページを開くことのできる、かなり応用力のある方達であると推測できます。ただ、そういう方でも、おそらく、素通りで全ての書類を通すことは、まず無理かと思われます。
ましてや、パソコンのマウスを触ったことも無いような、ご老人では、いろんな意味で、非常に効率が悪いです。 さきほども言いましたが、役所は、あくまで、基本的には、これらの書類を本人に持ってくるのが、基本としているのです。
利用者本人が無理ならば、ご家族が行けばいいのでは、となりますが、実際のところ役所は、土日祝日は、休みなので、会社を休んで、行かなければならなくなります。
しかも、せっかく休んで役所に赴いても、やれ、書類が足らない、写真の撮り方が悪い、図面がわかりずらい等、数え上げればきりがありません、しかも、そのたびにもう一度会社を休んで行くなんて非効率以外の何ものでもありません、いったい誰か得をしている人はいるのでしょうか。
しかも、せっかく審査が上手く行って、予算が下りたとしても、そう何度も使えるほどの助成金は、ありません。僕のお客さんで、4回以上に分けて使った方は、まだ今のところ、一人もいらっしゃいません。3回に分けた方も全体の5%ぐらいではないでしょうか。ほとんどの場合、一度か二度の工事で、20万円は、使い切るのではないでしょうか。せっかく覚えたコツもそれきり二度と使うことは無いでしょう。
では、どうすればよいのか。
と、いうより、実情はどうなっているのかというと、ほとんどの場合は、取り付け業者が、手続きを代行します。
まずケアマネや、本人が、手続きをすることは、ありません。
ここで、一つの矛盾が発生することになります。それは何かというと。
手続き及び、相談、プランの作成に関わる経費を請求する場所が無いのです。
実際は、車の諸手続きのようにかかった分だけ本人さんに、請求すればいいのですが、ごく普通に役所の手続き、現地に出向いての相談、プラン作成をある程度の回数本人宅に出向き、しかもある程度高いレベルでのプランを作成するとした場合、僕は、およそ2~4万円ぐらいの経費がかかると思います。
それは高いと思われる方もいらっしゃるでしょうが、ごく普通の会社員が、8時間程度時間をかければ、会社としては、最低4万円程度は、売り上げをみなければ、会社がつぶれてしまいます。これは、一般的な常識ですので、説明を省きますが、税金やガソリン代や事務所の維持費等を考えれば、そうなるのです。
話がそれましたが、これを一割負担と別に請求すると、おかしな話、介護保険の一割負担が、一万円で、その工事の手続き代行に3万円程度かかることになります。これでは、実際問題として、お客さんが、納得しません。
では、実際のところ、僕らはどうしているのかというと、普通は、工事代金の中にその2~4万円を分散して、入れ込んでしまうわけです。 それらについては、役所も、暗黙の了解で、OKとなっている場合が多いです。
これらの、矛盾が矛盾をかくして、一応の安定した形に、落ち着いているのが、今現在の、介護保険の現状であります。
ただ、落ち着いたからといって、これが、ベストな状態かというと、決してそうではないでしょう、なぜなら、この書類手続きをできる業者となると、どうしても、スーツを着た営業マンの入るような、介護ショップや、ちょっと大きめの、工務店になるからです。
どうして、それがいけないのかというと、本来このような、中規模の会社がする規模の仕事の売り上げの絶対量があまりに少ないからです。
普通の工務店の場合、業務をこなしながら、これらの諸手続きを、こなすには、あまりに必要な知識が専門的過ぎるのと、中規模の工務店が、するにはちょっとお話にならないぐらい儲けが乏しいのです。、
かといって、専門的知識の豊富な介護ショップの場合、逆に、施工面の専門知識が、無いため、下請けの工務店に頼むわけです。その場合当然介護ショップにも利益が必要になりますから、一枚かんだだけは、料金に跳ね返るのは必然といえるでしょう。
理想を言うならば、ケアマネが、それらの全ての専門知識を要し、まさに中心となって、進めればよいのですが、さすがに、そこまでケアマネに要求すると、ケアマネの試験がよりいっそう難しくなり、ますます成り手が、いなくなってしまうでしょう。
しかも、あまりに多くの人が絡むことによって、料金だけでなく、工事までにかかる日数も、常識はずれな日数が、かかります。
どのくらいかかるのかって、そうですねぇ、本人さんが、手摺をつけたいと思って、どこかしらに連絡してから、ケアマネや工務店や介護ショップに連絡が行き、工事終了までは、平均1ヶ月ほどかかるかと思います。すこしややこしい工事内容だとしたら、平気で、一週間や二週間は、のびるでしょう。どうですか、この期間、短いと感じますか、長いと感じますか?
体の不自由な方が、必要と感じてからの、一ヶ月が、短いと感じる方は、まさかいないですよね。
すこし話を戻しますが、つまり、あちらをたてれば、こちらが立たず、立たすためには、料金を上げるしかない。
ケアマネが介護保険の中心です、困ったことがあれば、まずケアマネに、という内容の役所発行のパンフレットを見た方もいるかもしれませんが、現時点では、ケアマネに今の業務以上の負担を掛けるわけには、いかないのです。
それはなぜかは、次の章で。
正常な業者が異常な見積書を作っている事実。
では、業者が異常でなければ、なにが原因なのでしょうか、それをこの項目ではっきりとさせてみましょう。
まず一般的に、必要な書類を上げてみましょう。
まず、申請用紙。これは、役所にもらいに行けば、直ぐにくれます。ただ、当然ですが、役所に行かなければ、もらえません。
後は、工事前の写真、そして、工事後の写真。
しかも、ただ写真を撮ればいいというわけではなく、日付が入ってなかったり、写し方がまずければ、当然のようにやり直しになります。
そして、見積書。
見積書にしても、ある程度{住宅改修用の言葉}みたいなものがあって、工務店からのコピーをそのまま持っていくと、駄目な場合が多いです。
他には、図面。これは、市によっては、いらないところもありますが、大体9割の市町村では、いると思います。工務店の人間ならば、なれたものですが、なかなか、素人の人では、やり始めるまでに、ちょっとためらうのではないでしょうか。
あげていけばきりがありませんが、役所という場で働いている人にとって、相手の手間や、労力は、まったく問題ではなく、あくまで、正式な書類を用意することのほうが、大事なのです。これは、役所がらみの仕事をされている方なら分かってもらえると思います。
なお、介護保険の制度を利用できる方は、基本的に65歳以上のお年寄りとされています。しかも、役所側としては、上記の書類を、本人または、家族に、作ってもらうように、指導しています。
はたして、どれだけのお年寄り(しかも、要介護認定を受けている以上、なにかしらのご病気または、疾患があるはず)に、この書類を用意できる力があるでしょうか。
このページをご覧になっている方の多くは、自分の力で、パソコンを立ち上げて、インターネットを見ることができ、さらに、アドレスなり、検索エンジンから、このページを開くことのできる、かなり応用力のある方達であると推測できます。ただ、そういう方でも、おそらく、素通りで全ての書類を通すことは、まず無理かと思われます。
ましてや、パソコンのマウスを触ったことも無いような、ご老人では、いろんな意味で、非常に効率が悪いです。 さきほども言いましたが、役所は、あくまで、基本的には、これらの書類を本人に持ってくるのが、基本としているのです。
利用者本人が無理ならば、ご家族が行けばいいのでは、となりますが、実際のところ役所は、土日祝日は、休みなので、会社を休んで、行かなければならなくなります。
しかも、せっかく休んで役所に赴いても、やれ、書類が足らない、写真の撮り方が悪い、図面がわかりずらい等、数え上げればきりがありません、しかも、そのたびにもう一度会社を休んで行くなんて非効率以外の何ものでもありません、いったい誰か得をしている人はいるのでしょうか。
しかも、せっかく審査が上手く行って、予算が下りたとしても、そう何度も使えるほどの助成金は、ありません。僕のお客さんで、4回以上に分けて使った方は、まだ今のところ、一人もいらっしゃいません。3回に分けた方も全体の5%ぐらいではないでしょうか。ほとんどの場合、一度か二度の工事で、20万円は、使い切るのではないでしょうか。せっかく覚えたコツもそれきり二度と使うことは無いでしょう。
では、どうすればよいのか。
と、いうより、実情はどうなっているのかというと、ほとんどの場合は、取り付け業者が、手続きを代行します。
まずケアマネや、本人が、手続きをすることは、ありません。
ここで、一つの矛盾が発生することになります。それは何かというと。
手続き及び、相談、プランの作成に関わる経費を請求する場所が無いのです。
実際は、車の諸手続きのようにかかった分だけ本人さんに、請求すればいいのですが、ごく普通に役所の手続き、現地に出向いての相談、プラン作成をある程度の回数本人宅に出向き、しかもある程度高いレベルでのプランを作成するとした場合、僕は、およそ2~4万円ぐらいの経費がかかると思います。
それは高いと思われる方もいらっしゃるでしょうが、ごく普通の会社員が、8時間程度時間をかければ、会社としては、最低4万円程度は、売り上げをみなければ、会社がつぶれてしまいます。これは、一般的な常識ですので、説明を省きますが、税金やガソリン代や事務所の維持費等を考えれば、そうなるのです。
話がそれましたが、これを一割負担と別に請求すると、おかしな話、介護保険の一割負担が、一万円で、その工事の手続き代行に3万円程度かかることになります。これでは、実際問題として、お客さんが、納得しません。
では、実際のところ、僕らはどうしているのかというと、普通は、工事代金の中にその2~4万円を分散して、入れ込んでしまうわけです。 それらについては、役所も、暗黙の了解で、OKとなっている場合が多いです。
これらの、矛盾が矛盾をかくして、一応の安定した形に、落ち着いているのが、今現在の、介護保険の現状であります。
ただ、落ち着いたからといって、これが、ベストな状態かというと、決してそうではないでしょう、なぜなら、この書類手続きをできる業者となると、どうしても、スーツを着た営業マンの入るような、介護ショップや、ちょっと大きめの、工務店になるからです。
どうして、それがいけないのかというと、本来このような、中規模の会社がする規模の仕事の売り上げの絶対量があまりに少ないからです。
普通の工務店の場合、業務をこなしながら、これらの諸手続きを、こなすには、あまりに必要な知識が専門的過ぎるのと、中規模の工務店が、するにはちょっとお話にならないぐらい儲けが乏しいのです。、
かといって、専門的知識の豊富な介護ショップの場合、逆に、施工面の専門知識が、無いため、下請けの工務店に頼むわけです。その場合当然介護ショップにも利益が必要になりますから、一枚かんだだけは、料金に跳ね返るのは必然といえるでしょう。
理想を言うならば、ケアマネが、それらの全ての専門知識を要し、まさに中心となって、進めればよいのですが、さすがに、そこまでケアマネに要求すると、ケアマネの試験がよりいっそう難しくなり、ますます成り手が、いなくなってしまうでしょう。
しかも、あまりに多くの人が絡むことによって、料金だけでなく、工事までにかかる日数も、常識はずれな日数が、かかります。
どのくらいかかるのかって、そうですねぇ、本人さんが、手摺をつけたいと思って、どこかしらに連絡してから、ケアマネや工務店や介護ショップに連絡が行き、工事終了までは、平均1ヶ月ほどかかるかと思います。すこしややこしい工事内容だとしたら、平気で、一週間や二週間は、のびるでしょう。どうですか、この期間、短いと感じますか、長いと感じますか?
体の不自由な方が、必要と感じてからの、一ヶ月が、短いと感じる方は、まさかいないですよね。
すこし話を戻しますが、つまり、あちらをたてれば、こちらが立たず、立たすためには、料金を上げるしかない。
ケアマネが介護保険の中心です、困ったことがあれば、まずケアマネに、という内容の役所発行のパンフレットを見た方もいるかもしれませんが、現時点では、ケアマネに今の業務以上の負担を掛けるわけには、いかないのです。
それはなぜかは、次の章で。