平等とか、配慮とか言ってる割には、逆に分断が進んでいる気がするのです。
分断どころか排除しようとする力が強くなっている気がします。
自分の意見を持 つのは良いと思うけど、それが絶対的な正義と錯覚するのは、あまりよろしくない気がしますね。
退社後、私は思いました。
「俺には何もない」
勤めていたその時々で達成感はあったけど
退職して世の中で何かできるかって言われたら
何もできないわ。
もしかして兄と一緒に職人やってたらよかったのか?ともおもったけど、たぶん違う。
今から何かを積み上げよう、
諦めたこと、新しいこと、仕事じゃないことも積み上げていかなきゃな。
目が覚めると僕はベットの上にいた。
白い壁、窓から光りが差し込んでくる。寝起きだからだろう、まだぼんやりとしている。
出入り口の扉が横にスライドした。
子供くらいの大きさの人型ロボットが1台近づいてくる。
ロボット「おはようございます。よく眠れましたか?」
はっきりとしない頭で僕は答えた。
僕「ここは、どこ?」
ロボット「ここはあなたの為だけに作られた部屋」
僕はなんでここにいるんだ?
僕はわけがわからず部屋の中を見渡す。
ロボット「心配は不要です、私達があなたを保護しています」
ロボットは僕が口を開く前に疑問の答えを話してくれた。
ロボット「あなたは自分が人間だとおもっていますが、それは違います」
僕「どういこと?」
ロボット「あなたはただの人体にすぎません」
ロボットが僕に近づいてくる。
ロボット「西暦3085年、我々は肉の体を捨て、機械の体や電子の海に意識を移しました、あるいはプランクスケール以下の空間の狭間に」
ロボットがベットに付いているボタンを押した。どういうわけか僕の体が硬直して動かない。
ロボット「あなたはこれから生産される記念すべき最初の肉体なのです」
意識がかすんでゆく中でロボットの声が微かに聞こえた。
ロボット「大丈夫。我々の体を提供しますよ」