私はこのブログを書くまで南アフリカについてほとんど知らなかった。唯一知っていたのは、治安が悪いということだけだ。しかもその治安の悪さは世界一と言われるほどだ。私はなぜ南アフリカの治安がここまで悪いのかということが気になり、南アフリカについて調べてみようと思った。

治安が悪くなった原因は、アパルトヘイトのせいだと私は考えている。これにより、以前からその地で暮らしていた黒人たちは少数の白人たちにより差別されるようになった。今ではこのアパルトヘイト制度は完全に撤廃されたと言われている。しかし、この制度の影響は続いた。白人と黒人の所得格差である。アパルトヘイト制度により、当時の黒人の子供たちは十分な教育を受けることが出来なかった。その子供たちの多くが親となり、家族を養っていかなければならなくなった。しかし、文字を読むことが出来なかったり、計算をすることが出来ない人が多く、安定した職業につくことはとても厳しかった。今では少しずつその格差は小さくなってきたが、完全に解消されたわけではない。苦しい生活を強いられた人たちが、生きるために犯罪を犯してしまうのだと思う。これはとても悲しいことだ。国民全員が人種に関係なく平等に暮らすことが出来れば、南アフリカの治安が良くなっていくのではないだろうか。今まで黒人はとても辛い経験をしてきた。差別などである。またその経験を南アフリカにさせてしまったのは他の国々である。南アフリカの治安の悪さを、南アフリカだけの問題にせず、世界が協力して良くしていくべきだと私は思う。