私はこのブログを書くまで南アフリカについてほとんど知らなかった。唯一知っていたのは、治安が悪いということだけだ。しかもその治安の悪さは世界一と言われるほどだ。私はなぜ南アフリカの治安がここまで悪いのかということが気になり、南アフリカについて調べてみようと思った。

治安が悪くなった原因は、アパルトヘイトのせいだと私は考えている。これにより、以前からその地で暮らしていた黒人たちは少数の白人たちにより差別されるようになった。今ではこのアパルトヘイト制度は完全に撤廃されたと言われている。しかし、この制度の影響は続いた。白人と黒人の所得格差である。アパルトヘイト制度により、当時の黒人の子供たちは十分な教育を受けることが出来なかった。その子供たちの多くが親となり、家族を養っていかなければならなくなった。しかし、文字を読むことが出来なかったり、計算をすることが出来ない人が多く、安定した職業につくことはとても厳しかった。今では少しずつその格差は小さくなってきたが、完全に解消されたわけではない。苦しい生活を強いられた人たちが、生きるために犯罪を犯してしまうのだと思う。これはとても悲しいことだ。国民全員が人種に関係なく平等に暮らすことが出来れば、南アフリカの治安が良くなっていくのではないだろうか。今まで黒人はとても辛い経験をしてきた。差別などである。またその経験を南アフリカにさせてしまったのは他の国々である。南アフリカの治安の悪さを、南アフリカだけの問題にせず、世界が協力して良くしていくべきだと私は思う。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/7870/

このウェブサイトを是非見てもらいたい。南アフリカの治安の悪さが分かると同時に、南アフリカの歴史、観光名所など、南アフリカについての多くを知ることが出来る。ワールドカップ開催地として注目されている今だからこそ、もっと南アフリカに興味を持ってほしい。私がこのウェブサイトを見て衝撃を受けたのは、『アパルトヘイトとはオランダ語で分離、隔離といった意味』という言葉を見たときだ。「アパルトヘイト」という言葉を聞いたことはあったが、意味までは知らなかった。世界の国々で何が起こっていたのか知らない自分がとても恥ずかしく感じた。私以外にも世界の現状をあまり知らない人はたくさんいると思う。日本人として日本についてもっと知るべきだと思うが、外国では私たちの知らないことが行われ、忘れてはいけない歴史がある。だからこのウェブサイトを見て、少しでも南アフリカの現状を知ってほしい。




この本は松本仁一というジャーナリストのアフリカについての現状を報告が載っている。第4章は南アフリカの話ではないが、第1~3章をぜひ読んでもらいたい。

著者は農民目線で報告をしていて、よりリアルとなっている。治安の悪さがどのように社会と繋がっているのかがとても理解しやすく書かれている。私が南アフリカについて調べる中で知った、南アフリカと中国の関係があまりよくないということ、またその過程も述べられていて、南アフリカの現状を大体分かることが出来る。