半年くらい順調に続いている
お勤め先には
くりくりっとした目の
かわいい子どもたちも
お母さんと一緒にやってくる
私は
その愛らしさに
釘付け!
泣いてても
怒ってても
ちっちゃな子は
胸がきゅんきゅんする。
子どもは
あっという間に大きくなるもんな〜
育ててる真っ最中は
長く感じることもあるけど
どうか
幸せな子育てをしてほしいと
いのるように
いらっしゃいませと
声をかける
ある日
またもや
うっとりと
ちっちゃな子を見つめている
私と私の隣の先輩に
年配のお客様が
「あんたたちも
こんな時があったんばい!」
と、大きな声で話しかけた。
先輩は
「私たちの子どもでなくて
私たちですか?」と大笑いしたけど
私は
一瞬にして
ひとつかふたつの
小さな自分になっていた。
正確に言うと
小さな自分の眼差しで目の前の
若い母を見た。
母は
私を育てる期間
嫁姑
小姑
田舎の濃い人間関係…
いろいろあったのだろう。
私に辛くあたる時間は長かった。
私はトラウマに苦しむ時期もあった。
トラウマから脱出したわたしは
母を理解したくて
四柱推命を学び
1万人以上の検証をやって考えた。
先日
私が見た
50年以上前
20代の母は
オシャレをしていて
輝く笑顔
幸せと喜びいっぱいで
愛情いっぱいの手を
私に差し伸ばしていた。
私は東京生まれ
ちっちゃなときに
愛情いっぱい
注がれていたんだと
仕事の合間の一瞬
あの鮮明な映像に…
びっくりした。
記憶の入れ物から
まるで飛び出してきたようだった。