飽きずに続けること | JTT海外展開のブログ

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JTTは鉄鋼製品や機械を輸出する商社です。また海外進出する企業を支援する事業も行っています。社長の相田和宏は25年以上にわたり、中国、ベトナム、韓国、インド、ミャンマー等の企業と人と関わってきました。その異文化交流のエピソードや苦労話や最新情報をお伝えします。

私は日々日本人より多くの外国人と接し、話をして、彼らの価値観や文化、宗教に触れてきた。

横浜という国際都市で生まれ育ったため、小さな時から外国人と触れ合ってきたから、異文化への抵抗はなかった。10代から友人には、米国人も中国人も韓国人もインド人もいた。


今でもどの国に行っても、誰とでも打ち解けることができる。もともとは引っ込み思案な性格であり、人前に出るのは嫌いであった。高校時代に行動的な親友たちの力を借りて、性格を改造して、大学時代にさらに積極的な性格になるように、自分で自分に鞭を打ってきた。

現在のキャラクターは、後天的なものである。自ら創ったものである。


今も基本的な性格は、生まれながらの人見知りであり、今でも1週間のうち1日は、誰とも会わない日を作って、「人疲れ」を癒している。実際はたまにしか作れないが・・・


学生や新入社員の人も、自分の性格について悩みことがあると思う。だが自己啓発本に頼らなくても、人の性格は、自信がつくと変わる。だが何の努力もしない、根拠のない自信はダメである。うぬぼれというヤツである。


一つでも良いから、誰にも負けたくないものを作り、それを掘り下げることだ。花の名前を知っていることでもよい、カレーのスパイスを知っていることでもよい。人から、「くだらない」と言われることでもいいのだ。

何かに自信を持つことは重要である。これは人と接することのベースになる。話題にもある。


長く人間をやってきていると、様々な人を見てきた。世の中には天才がいる。どうにもかなわない人というものはいるものだ。自分の才能に嫌になる時は何万回もあった。

その度に落ち込むが、翌朝には「やってやるぞ」と活力がみなぎってくる。この繰り返しの人生であった。

人のことなど気にしないことだ。天才は、事故や病気で早く死ぬ人が多い。自分は自分のペースで生きていくことだ。


コンサルタント業の方では、取引先の東大、京大の修士や博士課程修了の人や米国アイビーリーグMBA卒の人にレクチャーしたりする。恥ずかしくて、汗をかきたくなる時もある。

だがそんな時でも、「今までも難しい道を通り、精一杯やってきたではないか」と自分に言い聞かせて、気力を振り絞って話をしている。


私の特異性は、就職してから独立するまで、1年しか日本の会社で働いていないこと。あとは外資系での勤務だっただけである。

海外事情に精通していることが私の強みであり、海外の常識が「日本の非常識」でも、受け入れられることができる柔軟さをもっていることである。

そして、この文化の違いを言葉で、分かりやすく説明できることである。


私は英語も下手である。10代から勉強して話しているがうまくない。

初めて通訳をした人には、「相田さんの英語は簡単ですね。でも通じてますよ」といわれる。

一見するとバカにされているが、これが私の語学の本質である。難しい単語を並べても、通じないのでは意味がない。


ただ英語がうまくない分、商売上の専門用語は多数知っている。というか必要性があるので、覚えたのである。専門分野の技術上の通訳では、全く問題がない。


要するに「才能が普通でも、頑張れば何とかなる」と言いたい。

日本は斜陽化して、たそがれの時を迎えているが、「アジアの一員」と考えれば、超成長期の中にいる。

60-70年代の日本の高度成長期と同じ現象が近隣諸国でおきている。


まずは平凡でも毎日続けて、やってみることだ。何もしないであきらめたら、本当に何もない。

あきらめたら、日本にいると悲惨な人生が待っている。何事も続けることである。

その中で道は開かれる。