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知恵袋にて、
「精神安定剤と向精神薬の違い」というご質問に回答させて頂いた内容です。
 
 
出来るだけ、解りやすく、ご説明させて頂きます。
 
まず…
【向精神薬】という名前のお薬はありません。
 
■:【向精神薬】とは…
 
精神疾患の治療に処方される、全ての『精神治療薬』の“総称”なのです。
 
そして、
■:『精神安定剤』とは、
【向精神薬】の中に含まれる、薬の種類のひとつなのです。
 
【向精神薬】の中には、精神疾患を治療する為に、
その症状の『治療目的』に応じた、沢山のお薬が存在します。
 
その中で、数ある精神症状を、『治療・緩和』する為の作用を持つ、
いくつかのお薬を、それぞれ、
『カテゴリー分け(薬の分類)』をしているのです。
 
『精神安定剤』も、同じです。
 
『精神安定剤』という名前のお薬はありません。
 
『精神安定剤』とは、
読んで字のごとく、
「精神を安定させる作用」を持つ薬のことですが
【向精神薬】の中で、
「精神を安定させる作用」を持つ、いくつかの薬剤を一括りに“分類化”した、
『カテゴリー(薬の分類)』の一つなのです。
 
……………
 
それでは・・・
精神科などで扱われる、
【向精神薬】の中の“カテゴリー(分類)”を挙げてみますね。
 
まず、
■:【精神安定剤】
 
精神安定剤は、
●『メジャー トランキライザー』と
●『マイナー トランキライザー』の2つに分類されます。
 
メジャー トランキライザーは、
別名『抗精神病薬』や
『強力精神安定剤』と呼ばれ、
 
マイナー トランキライザーは
別名『抗不安薬』と呼ばれます。
 
『メジャー トランキライザー』は、
『マイナー トランキライザー』よりも、効果は強力ですが、
その分、副作用もかなり強力です。
 
『メジャー トランキライザー』に分類される薬では、
・ヒルナミン
・レボトミン
・エビリファイ
・リスパダール
・ルーラン
などがあります。
 
【主な作用】は…
①:不安・焦燥・興奮を鎮める
②:幻覚・妄想等の異常体験を軽減する
③:意欲をたかめる。といった作用を持ち、
いわゆる精神病に使われる『抗精神病薬』です。
 
………………
 
メジャー トランキライザーよりも、効力は弱いものの、
副作用も少なく、安全で、
大半の患者さんに処方されている
 
『マイナー トランキライザー』
《精神安定剤(抗不安薬)》には、
・デパス
《デパスのジェネリック
(セデコパン錠
サイラゼパム錠
エチゾラン錠
デゾラム錠
エチカーム錠
アロファルム錠
エチゾラム錠
カプセーフ錠
エチセダン錠)》
 
・レキソタン
《レキソタンのジェネリック(セニラン)》
 
・メイラックス
・ソラナックス
・コンスタン
・ワイパックス
・ホリゾン
・セルシン
・コントール
・リーゼ
・セディール
・グランダキシン
・バランス
など・・・
 
代表的な精神安定剤(マイナー)にはこれぐらい沢山のお薬があります。
 
『メジャー』と『マイナー』では、
『メジャー』のほうが、作用は強力なのですが、
 
実は、
『メジャー』と『マイナー』は、
【精神を安定させる】という目的こそ同じものの、
体内での、作用のアプローチの仕方が全く違います。
 
詳しくは、とても難しい話になるので、省略させて頂きます。
 
………………
 
その他のカテゴリー…
 
■:【抗うつ薬】
《薬効》:うつ状態を改善する
『薬種』
・三環系抗うつ剤
・四環系抗うつ剤
・SSRI
・SNRI
・NaSSA
 
■:【抗躁薬】
《薬効》:躁(そう)状態を改善する
 
■:【気分安定薬】
《薬効》:気分の浮き沈みを抑える
 
■:【精神賦活剤】
《薬効》:気分を持ち上げる
 
■:【睡眠薬・睡眠導入剤】
《薬効》:
・よく眠れるようにする
・寝付きをよくする
 
■:【抗てんかん薬】(抗けいれん薬)
《薬効》:てんかんの発作を抑える
 
■:【抗パーキンソン病薬】
《薬効》:パーキンソン症状を和らげる
 
■:【抗酒薬】
《薬効》:アルコールの分解を妨げて、アルコール依存症の治療に用いられる
 
■:【認知症治療薬】
《薬効》:認知症、アルツハイマー病の治療に使われる
 
■:【漢方薬】
精神科領域でも様々な場合に使われることがあります。
 
………………
 
▼向精神薬は
作用に応じて分類されているとはいえ、
分類名通りの病気に使われるとは限らないことも多々あります。
 
例えば…
抗精神病薬が、躁うつ病や神経症に使われたり、
抗てんかん薬が、躁うつ病に使われたりすることもあります。
夜尿症に抗うつ薬を使うこともあります。
 
………………
 
いずれの薬の処方にしても、
主治医の先生が、どういう考えで使用しているかを確認することが、とても大切です。
 
自分ひとりで判断せず、
医師にどんどん質問することが肝心ですね。
 
その為には、主治医との、良いコミュニケーションをとる事が一番大切だと思います。
 
薬全般の情報は、ネットサイトなども参考にしてください。
 
長文にわたり、大変失礼致しました。
 
少しでもご参考になれば幸いです。