僕は、急ブレーキで止まり後ろを振り返った。
 今まで迫って来ていたゾンビがいる。
 完全に、挟まれた。
 二体のゾンビは、ゆっくりと一歩ずつ、こちらに近づいて来る。
 どうやら、ここで終わりらしいと思い始めた時、金属バットを持った手に冷たい感触、どうやら雪の様に思われる。
 空には、大量の軍用機。
 辺り一面、雪が降っている。
 そして、急に二体のゾンビは苦しみ出し、バタッと倒れた。
「何だ、助かったのか?それにしても、真夏に雪?」