新世界・小説版(2) 僕は、急ブレーキで止まり後ろを振り返った。 今まで迫って来ていたゾンビがいる。 完全に、挟まれた。 二体のゾンビは、ゆっくりと一歩ずつ、こちらに近づいて来る。 どうやら、ここで終わりらしいと思い始めた時、金属バットを持った手に冷たい感触、どうやら雪の様に思われる。 空には、大量の軍用機。 辺り一面、雪が降っている。 そして、急に二体のゾンビは苦しみ出し、バタッと倒れた。「何だ、助かったのか?それにしても、真夏に雪?」