スマイル老後宣言！
自分がボケても安心できる、大切家族の新しい見守り方構築術
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こんにちは。
稲城市にて相続対策や認知症対策に取り組む司法書士、
あたたか相続プロデューサーの友田純平です。
最近、ますます寒くなってきてますね。
コートがないと耐えられないと思うこの頃です。。。
風邪も流行っているようなので、みなさんもお気をつけください
さて、成年後見制度のお話。この制度は名前も認知をされてきていると思います。
一般の方からも、「もしも認知症が悪化しても後見制度を使えば大丈夫！」
という声も聴くことがあります
でも、後見制度も残念ながら万能ではありません。
知らなくて、後で「えー！そうだったの！」ということも正直あります。
知って始めるのと、知らなくて始めるのでは、受け止め方も変わってくると
思いますので、本日はそのことについてお送りしたいと思います。
（１）今まで、やっていたことがやりづらくなる
後見制度を使うと、家庭裁判所が監督するカタチになるので、
今までやっていたことでも、継続に制限がかかったり、出来なくなることもあります。
例えば、おじいちゃんがお持ちの資産で、家族の生活費をすべて負担をした場合など。
成年後見制度では、当該本人の財産を守るという目的のため、自分のためでなく
「家族のため」に支出するといういうのは、原則はできません。
もちろん、方法はあります
活費を負担すること」は必要なことであると認めてもらうことができれば可能です。
しかし、金額などは制限されることが多いです。
（２）実家はなかなか売れない
『住まいは当該本人に対してとても重要なもの』という考え方が制度の前提にあります。
そのため制度運営上、実家を売却するためには、事前に家庭裁判所の『許可』をとること
とされています
これは、仮に施設に入っていて実際には住んでいなくとも、必要になります
売却のためには、家庭裁判所に「実家を売るのは仕方のないこと」であるというのを認めてもらわないと
いけません。加えて、「仕方のないこと」と認められた場合でも、次に「その金額での売却は適当か」も
『許可』をもらうためには必要なことになります
時間がかかります。場合によっては認められないケースもあります。
もしも、自分が購入をする側だったら、時間もかかって、出来ないかもしれないという条件が付いていたら、
購入の方向に動くでしょうか？
だいぶハードルが上がってしまうと思います。。。。
（３）途中で止められない
意外と知られていないのが、この事実。
一度、後見制度を利用をしたら、途中で止めることはできません。
「予定をしていた売却が終わっ」ても、引き続き関わるカタチになります。
そして、専門家が後見人についた場合には、報酬も発生をし続けます。
「用事が終わったら、止められるものだと思ってた。。。！」
こういう声は、実はよく聞きます！！
実際に利用をしてから気付いても遅いことが多いので、
事前に知っておいて損はない情報です。
また、民事信託を活用すれば、このような問題を回避することもできます。
この話も、また後日！！
お読みいただきありがとうございました。
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