新型インフルエンザ (提供:ワンダーランドツアーズ) | 新型インフルエンザ・カナダ現地レポート (2009年5月)

新型インフルエンザ・カナダ現地レポート (2009年5月)

カナダ・バンクーバーに本部を置く「日本ツアーオペレーター協会カナダ(以下、JTOA)」は、今回の新型インフルエンザに関して、カナダ国内の現在の状況をお伝えする目的で、JTOA会員各社のサイト記事を中心にとりまとめました。ご参考になれば幸いです。


ワンダーランドツアーズ スタッフからの投稿です。


***


今 話題の豚インフルエンザ。(昨日からは、「新型インフルエンザH1N1型」と呼ばなくてはいけませんでしたね。豚さん、ごめんなさい。) 日本とカナダの 対応の差をひしひしと感じます。こう言えば、感染者の出ているカナダは、まだ感染者の出ていない日本に比べて、ものすごい深刻なことになっていると思われ ますよね?それが、逆なんです。

 

日本の家族、友人からは、毎日メールや電話で、「大丈夫?」、「大変だね」、「気をつけて」など、バンクーバーで暮らす私の身を案じる声が届きます。確かに 日本は、政府とメディアが一丸となって厳戒態勢をしいていて、大変な騒ぎなようですね。それにくらべ、カナダは日々感染者数が増えているとはいえ、のんき です。日々の生活に差し迫った危機というものはまったくありません。むしろ、なにも変わっていないというか。今朝のニュースのトップ項目は、地元ホッケー チーム“カナックス”の昨晩の勝利のこと。新型ウィルスの話は、3番目か4番目にちょっと触れられただけでした。

 

ここで、メキシコ旅行より帰国し感染が発覚したカナダ人の声をご紹介。

 

「新型インフルエンザにかかっちゃうって、俺の運ってすごくない?ものすごい確率だよね。でもさ、そんなに運があるんだったら、宝くじが当たっても良かったよね(笑)」(26歳男性)

 

「わぉ!この街で1番目の新型インフルエンザ感染者になっちゃった!」 (30歳女性)

 

幸いにも症状が軽く快方に向かっているということで、こういう「あ・軽―い」コメントになるんでしょうね。

 

地元のローカルニュースに映し出されたバンクーバー空港では、マスクをしているのは日本人だけで、ものすごい違和感を覚えました。そういう日本とカナダの温度差を興味深く見ているという時点で、私もまわりのカナダ人同様にのんきなんだと思います。