ロシア軍の苦戦が報じられている。
開戦前にロシア軍の侵攻は無いと断言していた評論家が、開戦後にロシア軍の電撃戦でキエフはすぐに陥落すると予想していた。
開戦1か月経ったがキエフは陥落していない。
将来は判らないがキエフが陥落しても戦争は終わらないだろう。
日本ではウクライナが降伏すれば国民の死傷者が増えない」という無茶苦茶な論を吐いているが、降伏したらウクライナ人はまともな生活も人間の尊厳も失い、国際世論がいくらあってもそれは変わらないだろう。
ロシア軍は苦戦して多くのロシア兵を失った以上ウクライナが降伏したら報復はより苛烈に惨いことになるのはロシアの歴史が物語っている。
以下時事通信社より転載
【ワシントン時事】複数の米メディアは23日、ウクライナへの侵攻1カ月間で、最大4万人のロシア兵が死傷または捕虜、行方不明になったとする北大西洋条約機構(NATO)の推計を報じた。
このうち7000~1万5000人が戦死したとみられている。
(時事通信社)
ロシア軍がウクライナに侵攻してから1カ月近く経つ。ロシア軍の中にはすでに戦意を喪失し、戦闘から逃れようとする兵士たちが出ているという。
英ミラー紙をはじめとする複数の欧米メディアは、ロシア兵の中に銃で自分の足を撃ち、病院に運ばれることを望んでいる者がいると伝えている。
すでに7000人超のロシア兵が戦死していることから、戦場から逃れたいと思う兵士が増えているのだ。
ただ、戦地から脱走すると最高8年の実刑判決を受ける可能性があるため、自身の足を撃って本国に帰還する自作自演をする者が出ているのだ。
ウクライナ治安局はこうしたロシア兵が使用する通信内容を傍受して公開。
「部隊の仲間たちは秘密裏に足を撃って包帯を巻き、本国の病院に送り返されることを望んでいる」
米国防総省はロシアがこれまでの戦闘で死傷した兵士数は最大で2万8000人と推定。
これはアフガニスタンでNATOが失った兵士のおよそ2倍に当たる。
ロシア軍の士気は落ちている。
戦車も泥濘地でカメとなり戦車や戦闘車輛を放棄しているという。
この放棄戦車は中小国の戦車数に匹敵するくらいの量だとも言われ、ウクライナへ最大の戦車供与国となっているのがロシアだという皮肉だ。
ウクライナ軍で戦車を使わないのなら西側各国へ安価で戦車や戦闘車輛を売って復興資金にしたらいい。
日本も研究用として購入して対露戦研究に使えたらウクライナへ支援したかいもあるというものだ。