幹部初級課程 BOC | 戦車兵のブログ

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北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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自衛隊には様々な教育や学校がある。

 

自衛隊に入隊したら入る学校と、入隊後に試験を受け選抜されて入校する学校とか課程教育とか様々な教育や学校がある。

 

そういう課程教育とか学校とか紹介する。

 

今回はBOC。

 

幹部自衛官になるための学校は幹部候補生学校を卒業すると、専門の職種の学校に入校し教育を受ける。

 

一般の新隊員で言えば前期教育というか自衛官候補生が幹部候補生学校なら、一般入隊の新隊員後期教育で職種の教育を受ける幹部版がBOCだ。

 

 

幹部初級課程(Basic Officer's Course; BOC)とは、陸上自衛隊幹部自衛官の必修課程(3尉候補者課程出身幹部は除く)である。

 

 

陸上自衛隊幹部候補生学校を卒業した一般幹部候補生(B・U・I)出身の3等陸尉はただちに各職種学校に入校し各職種の初級幹部として必要な知識及び技能を修得する。

 

教育期間は約8~9か月。

 

教育終了後は主に小隊長として勤務する。

 

その後5~6年が経過すると幹部上級課程に入校し中級の指揮官等として必要な基礎的知識及び技能を修得する。

 

海上自衛隊では練習艦隊が初任幹部に対して行っている、遠洋練習航海が本課程に相当する。

 

航空自衛隊には本課程に相当する課程教育は設けていない。