雪がちょっと積もった | 戦車兵のブログ

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元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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札幌も雪が降りちょっとだけ積もるくらい降った。

 

大雪じゃないけれど、その積もった雪も雨が降って溶けた。

 

26日にいろいろあって体調が悪く寝込んでいたので外の雪とは無縁な一日ではあった。

 

札幌は平野部でも積雪1センチだったそうだ。

 

 

27日は自衛隊記念日の観閲式が行われライブ配信を観た。

 

女性自衛官が指揮をする特別儀仗隊を見る。

 

女性特有の甲高い号令に栄誉礼・・・・。

 

女性自衛官の進出は目覚ましい。

 

ただサーベルが無かったのは礼式でそうなのかな?

 

ちょっと寂しい。

 

三島由紀夫の「健軍の本義」についての記事で自衛隊記念日を祝うだけでなく今一度「自衛隊」とは?「軍隊」を日本は持たないのか?と考える日でもあって欲しいと思った。

 

自衛隊が進化するならもっと大事なことを・・・・とも思ったが言うまい。

 

 

自衛隊の車輛が比布町でスリップ事故を起こしたとのニュースもあったが、路面凍結している季節なんだ。

 

岸田首相が10式戦車や16式機動戦闘車に乗車しているニュース映像を見た。

 

現実の自衛隊は陸上自衛隊の華「戦車」を年々削減している。

 

広報用に戦車をメディアに見せる分だけ戦車があればいいのだろうか?

 

「自衛隊に入隊して戦車に乗る」という若者を見ると・・・「多分入隊しても君は戦車に乗れないよ」と心の中で寂しく思う。

 

 

一度失ったものは、再び復活しても元のような伝統や技術は失われてしまう。

 

有事になれば増産すればいいなんて楽観論は絵に描いた餅より酷い話で現実を知らない。

 

有事になったら戦車なんて作ってる暇なんて日本にはない、本土決戦しかしない日本で・・・・。

 

戦車乗員の育成だって年間細々と・・・・・。

 

 

それでも陸上自衛隊の華「戦車」は陸上自衛隊の象徴のように「陸上自衛隊と言えば」で戦車が出て来る。

 

実は旧軍もそうだったようで映像にたくさん残っているから「たくさん戦車があったろう」「日本陸軍は戦車をたくさんもっている」と思っていたそうだ・・・・。

 

日本の周辺はきな臭い、台湾有事、朝鮮半島は北朝鮮も指導者不在で権力闘争が繰り広げられているようだし、左傾化した現政権も終わるが大統領選で韓国の将来も未知数だ。

 

ロシアは支那と共同して日本周辺を空に海に進出して脅している。

 

自衛隊は戦車や特科のような火力の削減に力を入れているし・・・。

 

 

先日観た映画「1941」でも敵戦車と戦う中、友軍戦車が現れると大歓迎して戦車を迎え歓喜の声をあげ士気が上がるシーンがあった。

 

きっと心強く感じたろう。

 

味方戦車の登場はどこの国でもそういうものだが・・・、日本で戦車は北海道と九州くらいしか出てこない。

 

駒門にある?戦車の教育部隊と・・・・ない訳じゃないけれど・・・。

 

16式機動戦闘車という未だどう運用するのかさっぱり判らないモノに戦車は変えられている。

 

装甲の薄い16式では戦車とは言えないのだ・・・。

 

今一度、日本は健軍の本義を考え手遅れにならぬ内に・・・・。

 

三島の命をかけた檄すら届かぬ日本だからね・・・・。