ダンケルクの空戦シーン | 戦車兵のブログ

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実機を使った空戦シーンはやはり迫力があるね。

 

映画「ダンケルク」の一シーンだけれど・・・・映画はあんまりおもしろくはなかったけどね。

 

 

第二次世界大戦初期の1940年5月26日から6月4日。

 

イギリス、ベルギー、カナダ、フランスから成る連合軍将兵は、フランスのダンケルク海岸でドイツ軍に包囲され、ダイナモ作戦による撤退を余儀なくされていた。

 

英国空軍のパイロットであるファリアとコリンズらの小隊は、スーパーマリーン スピットファイア戦闘機を駆り、ダンケルクでの撤退行動を阻害するドイツ空軍への阻止攻撃に赴く。

 

空軍にいた息子が戦死しているドーソンは、自分たちの世代が戦争を決めたことで若者が戦死する状況に心を痛め、転覆したボートに一人生き残っていた将校を救助し、また、海に不時着したパイロットを救出して船に乗せる。

 

 

2機のスーパーマリン スピットファイアMk.IAsと1機のスーパーマリン スピットファイアMk.VB, および イスパノ・ブチョンがメッサーシュミット Bf109Eに仮装されて空中戦の場面で使われた。

 

迫力ある空戦シーンは、1台のIMAXカメラは戦闘機に装着され、最大限の視覚効果を得るために水没させられた。

 

CGIの使用を避けるために厚紙を切って作った兵士や軍用車のプロップを使って大軍隊を表現した。

 

ハインケル He 111 と ユンカース Ju 87 の2種類の爆撃機は大型ラジコンを使って撮影し、英仏海峡に墜落させた。

 

撮影後にCGIでリアリティが追加された。

 

 

 

映画でのドイツ側戦闘機は、区別しやすくするために黄色で機首を塗っていたが、実際にはこれはダンケルク大撤退の1ヶ月後まで行われていなかった。

 

また、撮影に使用された機体は当時ドイツ空軍が使用していたBf 109Eではなく、スペインでライセンス生産されたイスパノ HA 1112-M1L「ブチョン」である。