最近行くようになった飲食店がある。
安価でランチをやっている店だ。
そこには雑誌が置いてあり、その雑誌は「ゴルゴ13」だけ掲載されている雑誌。
ランチに行くと必ずゴルゴ13を読むのが日課になっていた。
私の蔵書にもゴルゴ13はかなりあるが50年以上の歴史のあるゴルゴ13はまだまだ読んでいない作品も少なくない。
私の中で再びゴルゴ13ブームが来ていた・・・・。
そのゴルゴ13の生みの親であるさいとうたかを先生が亡くなられた。
『ゴルゴ13』などの作品で知られる漫画家さいとう・たかを先生が、すい臓がんのため24日午前10時42分に亡くなった。
84歳。
なお、さいとう先生の生前の遺志により、『ゴルゴ13』は今後も、さいとう・プロダクションや脚本スタッフなどが協力し連載を継続することも発表されている。
ゴルゴ13との出会いは私の父親がゴルゴ13のコミックをよく買ってきていたので子供の頃からよく読んでいた。
ゴルゴ13を読んで国際情勢を知ったといっても過言ではない。
私の人生でいろんな場面でゴルゴ13を読んだ場面が思い出させる。
実家で父が買ってきたゴルゴ13を読んだ10代の頃。
普通科テスクの仮設敵部隊として某駐屯地に居た時に、そこの図書館で借りてきたゴルゴ13を乗員で回し読みして過ごしたあの頃。
テレビも無く体育館で寝泊まりしていたからね、娯楽はゴルゴ13だった。
病院へ行くと待ち時間が長いのでゴルゴ13の文庫をブックオフで買い、通院するとゴルゴ13を読むようになっていた。
さいとうたかを先生の作品はゴルゴ13だけではない。
時代劇もよく描いていた。
鬼平犯科帳もよく読んだ。
『雲盗り暫平』シリーズや「水滸伝」もよく読んだな・・・・。
子供の頃は「サバイバル」という作品もよく読み、ここで得た知識は今も時々役に立っている。
話は尽きない・・・・。
ゴルゴ13はまだまだ続くそうだ。
ゴルゴ13は時代を経ても色褪せない。
世界情勢が変化しようともゴルゴ13は変わらない。
ドラえもんのように作者が亡くなったからと変にキャラクターを増やしたりイメージも変化させたりしないで欲しい。
「サザエさん」とはまた違う普遍的な「ゴルゴ13」が続く限りさいとう・たかを先生の魂はいつまでも生き続けるだろう。
さいとう・たかを先生の御冥福をお祈りします。
さいとう・たかを先生良いい作品を描いてくれてありがとうございました。