支那の海洋覇権が強まる昨今、最前線となる領空領海では緊迫した状況となっている。
一触即発の最前線の支那海軍とアメリカ空軍の航空無線でのやり取りを観るのも大事なことなのかも知れない。
日本も日常的に尖閣へやって来る支那の公船と海保のやりとりや大挙して押し寄せてくる支那漁船との攻防をもっと国民に公開してそこにある危機を国民に見せて欲しいものだ。
2015年5月20日。
南シナ海を飛行していたアメリカ空軍の哨戒機に対し、中国人民解放軍海軍が退去を命じた事例が発生した。
今回は、この中国人民解放軍海軍とアメリカ空軍が、ともに一歩も引かない様子が記録された航空無線のやり取り。
南シナ海を監視飛行中のアメリカ海軍のP-8Aポセイドン対潜哨戒機が、中国海軍から受けた無線警告の音声(2015年5月20日)。
P-8は、アメリカ合衆国の航空機メーカー、ボーイング社が開発した哨戒機。
同社の小型旅客機ボーイング737からの改造機である。
愛称はポセイドン(Poseidon)。
乗員は操縦士(機長、副操縦士)2名とTACCO2名の士官4名と、下士官のオペレータ(航空士)5名の計9名となり、P-3の11人から削減されている。
長時間任務の際はリリーフ(交代要員)の操縦士や機上整備員が加わることもある。
各種機器の性能と信頼性向上、自動化などによりORD(機上武器員)、NAV/COM(航法・通信員)、IFT(機上電子整備員)は搭乗する必要がなくなったが、無人航空機と連携など新たな任務形態に備え機上対潜非音響員は「EWO(電子戦オペレータ)」と呼ばれる乗員となった。
オペレータの内2名は観測員として配置され、染色マーカーや救難用ラフトの投下などは手の空いた乗員が行う。