意外とレアな戦車の砲通し | 戦車兵のブログ

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元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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戦車砲の砲身の整備って戦車に憧れる人は一度はやってみたいらしいね。

 

洗桿棒というのが戦車の車体横に付属品としてある。

 

これが3つに分かれているのを結合してブラシを先端に付け、射撃後なら清浄油、砲身手入れなら潤滑油などで砲口から砲身を清掃するのだ。

 

真っ黒なんだよ砲身の中。

 

ウエスに油を付けて突くやり方もある。

 

先端のブラシに油を付ける時戦闘服に油が飛び散るので要注意だ。

 

ブラシにウエスを巻き付けるのも大事だ。

 

 

一人は戦車の戦闘室でブラシやウエスを回収したりする。

 

戦車乗員は1車は3人ないし4人なので小隊くらいで砲身手入れをしないと難しい。

 

全員で息を合わせないといけないので掛け声をかける。

 

掛け声はいろいろある。

 

「押して、引いて、押して、引いて」と擦るようにやったり、手入れの仕方で違う。

 

戦車砲の手入れも特科の自走砲の手入れも砲身の手入れは一人じゃできないのだ。

 

 

戦車の砲身手入れが動画になって見られる時代がきたんだね。

 

ただこの動画の部隊の砲身整備はちょっと面白くない、音頭を取る者がもうちょっと元気よく皆を楽しませながらやれると一人前だね。

 

「出して、入れて、出して、入れて」ってよく音頭とっていたな・・・・。