戦車部隊のメッカ北恵庭駐屯地。
かつてここには第一戦車団があった。
私が居た頃は第一戦車群、第七十二戦車連隊、第七十三戦車連隊が駐屯していた戦車部隊の駐屯地であった。
現在は第一戦車群は廃止され、第七十二戦車連隊と第十一戦車隊が駐屯している。
多くの戦車乗りが居る駐屯地。
いや戦車乗り、機甲科職種しかいない駐屯地であった。
その戦車乗りが必ず食事する駐屯地食堂。
トッカグンが北恵庭駐屯地の隊員食堂を紹介しいる。
私が居た頃はこの食堂ではなかったこともあり、懐かしくはないが、北部方面総監と二人で会食した食堂でもあるので思い出はあるね。
ただ・・・・この動画で食堂ではないが、隊舎が写っているがあそこに住んでいたし、駐屯地医務室は懐かしい。
私は北恵庭駐屯地で給食委員というとても重要な役職に就いていたことがある。
この動画で納豆が出てくるが・・・・感慨深いものがあった。
当時充足率100%の戦車連隊では日本全国から戦車乗員が転属してやって来たし、新隊員も北海道出身者ばかりではなく全国から配属されていた。
北海道の食文化と全然違う地方地域の隊員が居た。
九州が多かったが、関西出身も結構居た。
関西出身の隊員から「朝食に納豆が出ると食べられないから止めて欲しい」と切実な訴えがあった。
関西出身の納豆の食えない隊員に先輩が無理やり「兵隊がなんでも食えなくてどうする?食うのも訓練だし、好き嫌い無く食えるようにならないと兵隊はダメなんだ」とちょっとイジメのように食わしていたのを見ることもあったのは確かだ。
納豆好きには「納豆が食えないなんて日本人じゃねぇ」って考えなんだろうね。
さてこの問題・・・・、結構議論白熱だったね。
いつもは静かな給食委員会が白熱していた。
業務隊長も意見を述べられて勉強になりました。
詳しくはここでは書けない話だから・・・。
今は納豆を食べたい人は食べるってシステムなのね。
そういえば厚生委員もやっていたり駐屯地図書室に戦史関連の書籍をよく入れていたな。
ちょっと懐かしい話だね。
北恵庭駐屯地の飯は昔は麦飯でね・・・・脚気予防だったのを今も覚えている。
今は美味しそうだね。
糧食班へ臨時勤務を出さなくなったと聞くが、それがいいのかもね。