芸人さんの自衛隊番組を観て思ったこと | 戦車兵のブログ

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元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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もうテレビを見ても年末年始進行ですね、

 

また芸人さんが自衛隊の装備を取材しているを見た。

 

自衛官だってああはいろんな装備に接する機会はない。

 

でも、あんなに一辺にいろんな装備を出してしまったら目ぼしい装備は・・・・・。

 

施設の装備とかまだあるのだろうけれど自衛隊も頭を使って小出しにしないと・・・・・とテレビを見て思った。

 

 

 

陸海空あるからね、ネタはまだまだあるのだろうけれど、陸としては手放してはいけない気がする。

 

装備に目をやるのではなく自衛官という人に目がゆくようにしたらいいと思う。

 

かつて高等工科学校を取り上げていた番組もあったが、最新鋭の装備を扱う人達に目を向けた番組なら募集効果あるんじゃないかな?

 

戦車とか火砲とかへりとか・・・入隊してもそれ等を実際に扱えるかと言えばなかなか難しいのだけれど・・・・。

 

特に戦車と火砲は減りつつある装備だからね。

 

 

正面装備は目を引くし画になるけれど・・・・。

 

でもね戦車だけで言うとあんな番組に出てくる戦車なんて本当の姿じゃない。

 

泥だらけでいろんな装備を積み偽装している姿こそが本物の戦車なんだけれど、そういうのってテレビじゃ見ないからね。

 

あの芸人さんは装備に対しての愛情や知識はあるけれど自衛隊や自衛官には愛はあるのかな?

 

 

一度演習体験とか訓練体験とか普通に見せているような障害走とかじゃなく、戦車かAPCに乗せて演習体験させたらいいのにって思った。

 

レンジャーとか芸人いじめみたいなのはよくあるからね、観ていて面白いけれど角度の違う「中の人」を紹介するのも大事だよな・・・。

 

戦車の中でどんなことをしているのか知ってる人は意外と少ないし、戦車を動かす以外の下車偵察やら各種の掩体掘りとか整備とか見せたら戦車兵って楽だと思う人も少なくなるかもね。

 

普通科から転科した人は戦車は楽ってイメージで機甲科に来て勉強いっぱいしないといけなくて苦労していたからね。

 

でもそんなきついとこ見せたら入隊希望者減るから見せないのかもね。