この間、先輩と自衛隊の最近の話をしたけれど、どんどん変わってしまって知らないことも多くなったと・・・・。
戦闘糧食も変化しつつある。
戦闘糧食Ⅰ型と呼ばれていた缶詰、缶飯は消えつつある。
予備自衛官で毎食、毎食出た時にはさすがに切れそうになったが、もう二度と出なくていい・・・・。
東日本大震災での教訓が生きた形で新しい戦闘糧食が生まれたようだ。
片手で食べられ優れもの。
戦車でも缶飯だと重いしかさ張るし、食べた後の始末も面倒な缶飯は邪魔だったよ。
戦車はまだ戦車に積めばいいけれど、普通科の隊員とか大変だよ。
偵察隊のオートバイで活躍していた隊員も片手で食えるから便利だと言っていた。
缶飯が長く使われていたのには疑問が残るね。
缶飯しかないのならしょうがないけれど戦闘糧食Ⅱ型があってもⅠ型が主流だったからね。
保存期間とか価格とかそういう問題はあるのだろうけれど、長期にわたり食すると口内炎など健康によくないのなら、新しい時代の戦闘糧食に移行しなくてどうするって話だ。
缶飯を携行するのとパック飯を携行するのとではまるで隊員の負担は違うからね。
そういう考えが無いところが「戦術思想」「戦略思想」「設計思想」・・・・がないって言われるんだよ。
東日本大震災という「実戦」を経て学んだ戦訓でようやく一歩進んだ感じがする。