最近、世界の観閲行進や軍事パレードをよくネットで見ている。
世界の軍事パレードの紹介をしようと思うが第一回は自衛隊記念日観閲式を紹介する。
平成28年に行われた自衛隊記念日観閲式の動画です。
自衛隊記念日観閲式の目的は、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣(観閲官)の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図るとともに、防衛力の主力を展示し、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めるものであり、3年に1度行われます。
中央観閲式は、陸上自衛隊が3年に一度、埼玉県南部の陸上自衛隊朝霞訓練場で実施する観閲式である。
自衛隊の創設を記念して、自衛隊記念日行事の一環として行われる。
陸上自衛隊では自衛隊記念日観閲式とも呼称している。
陸上自衛隊は開催目的を「自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣(観閲官)の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図るとともに、防衛力の主力を展示し、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深める」こととしている。
警察予備隊が発足した翌年の1951年(昭和26年)に東京都江東区の越中島駐屯地で初めて観閲式が行われた。
1952年(昭和27年)に保安隊が発足し、1953年(昭和28年)第一回保安隊創立記念観閲式が行われた。
翌1954年(昭和29年)に自衛隊が発足して1955年(昭和30年)に防衛庁創立一周年記念式典が行われ、神宮外苑絵画館前で1972年(昭和47年)まで続けられた。
観閲式は1973年(昭和48年)から交通事情等の関係で現在の朝霞訓練場(朝霞駐屯地に隣接)へ会場を移し、大規模災害があった年度と昭和天皇の体調不良により中止された1988年(昭和63年)を除いて、ほぼ毎年行われた。
1996年(平成8年)以降はアメリカ同時多発テロ事件の影響により中止された2001年(平成13年)を除いて、陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の持ち回りで実施され、陸上自衛隊担当が中央観閲式となる。
海上自衛隊担当は自衛隊観艦式、航空自衛隊担当では航空観閲式となり、回次はそれらの通算である。
2001年はアメリカ同時多発テロ事件の影響により当年度の実施が中止となった影響で6年間の実施間隙が生じた。
このため、それまで蓄積されていた実施ノウハウの大部分が損なわれた。
この教訓を踏まえ、陸上自衛隊担当年度の前年に東部方面隊が主力となって同じ会場で「東部方面隊創立記念行事観閲式」を行ってる。
東部方面隊以外の各方面隊も、北部方面隊を除き「方面隊創隊記念」として独自に観閲式や観閲行進を行っている。
2018年2月19日、政府は2019年度に開催予定だった中央観閲式を2018年度に前倒しすると発表した。
報道によれば朝霞訓練場が2020年の東京オリンピック「射撃」の会場となるため、2019年秋から2020年末まで使用不可となる見込み。
そのため、2019年度実施予定だった中央観閲式を前倒しして2018年度に実施する方向で最終調整し、「空(航空観閲式)→海(自衛隊観艦式)→陸(中央観閲式)」の持ち回り実施を開始して以来初めての事態となった。
参加部隊は年度により異なる。例として2016年(平成28年)に行われた中央観閲式の部隊一覧を以下に記述する。
2016年の参加人員は約3800名、車両は約240両、航空機は約60機であった。