米艦「ワスプ」、佐世保基地に接岸 北朝鮮などをにらみ最新鋭ステルス機で即応強化 | 戦車兵のブログ

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ワスプと聞くと直に思いつくのは大東亜戦争で日本海軍の潜水艦伊-19に撃沈された米空母ワスプを思い出す。


伊-19は6本の魚雷で攻撃し3発をワスプに命中させた。


外れた魚雷はそのまま偶然10km先を航行していた戦艦ノースカロライナと駆逐艦オブライエンに1本ずつ命中、両艦を大破させた。


オブライエンはその損傷が元で10月19日に沈没した。


以下産経ニュースより転載



 長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地に新たに配備される米海軍の強襲揚陸艦ワスプ(4万532トン)が14日、同基地に接岸した。



米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)のF35B最新鋭ステルス戦闘機を艦載機として運用。


核・ミサイル開発を続ける北朝鮮などをにらみ即応態勢を強化する。



全長約250メートルで、約1100人の乗組員のほか、海兵隊約1600人を乗せることが可能。


在沖縄米海兵隊の即応部隊、第31海兵遠征部隊(MEU)などと一体運用される。


これまで佐世保基地に配備されていた強襲揚陸艦ボノム・リシャールと交代する。



 在日米海軍によると、昨年8月に米南部バージニア州ノーフォークの海軍基地を出港。



佐世保基地に向かっていたが、ハリケーンが直撃したカリブ海の自治領プエルトリコなどの被災地支援に回り、配備が遅れていた。




(産経ニュース)




強襲揚陸艦ワスプは、貨物揚陸艦(LKA)・ドック型揚陸艦(LPD)・ヘリコプター揚陸艦(LPH)・揚陸指揮艦(LCC)の各艦の機能を併せ持つものとして設計されている。


そのため、全通甲板を装備しているほか、艦の後部にはウェルドックがある。


改良点として、V/STOL機の運用能力強化とLCACの搭載隻数増大が図られている。



航空機もAH-1W スーパーコブラ攻撃ヘリコプター、UH-1N ツインヒューイ汎用ヘリコプター、CH-46 シーナイト・CH-53E スーパースタリオンなど大型輸送ヘリコプターを最大42機か、ヘリコプター最大30機およびAV-8B ハリアーIIV/STOL攻撃機6-8機を搭載。



なお、制海艦任務にあたる場合は、ハリアーを最大20機とMH-60R シーホーク哨戒ヘリコプター6機を組み合わせて搭載することができる。


1個海兵遠征部隊(MEU)を丸ごと収容することができる。


艦内には1,858m²の車両甲板と2,860m²の貨物収容スペースが確保されている。