神社で雨ざらしになっていた「ゼロ戦」のプロペラに屋根…「英霊が気の毒」 | 戦車兵のブログ

戦車兵のブログ

元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
ブログの内容・文章・画像を許可無く無断転載を禁じます。
悪質な場合は著作権侵害となりますのでご注意下さい。

そういえば、以前は靖国神社も戦車や大砲など野晒しでの展示をしていて、「このまま朽ちるのでは・・」と思ったことがある。



今は屋内展示となり、最近は篤志家が大砲の整備をしたり戦車の整備をしているという。



元自衛官の先輩方が粉骨砕身でやっておられるという話だ。


以下産経ニュースより転載



 愛媛県護国神社(松山市御幸)境内で、雨ざらしになっていた旧海軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)のプロペラに今秋、個人篤志家の寄付によって銅板葺きのあずまや風の建物が完成し、参拝客の多くが足を止めて見入るようになった。



 ゼロ戦は第2次世界大戦時、最新鋭戦闘機として登場した。


速度に応じて回転数が調節される可変ピッチ式プロペラは当時の最高水準の技術だった。



 同神社境内のプロペラは、昭和43年に宇和海で、操業中の漁網にかかって見つかった。


陸上自衛隊松山駐屯地に寄贈された後、平成13年に境内に移されていた。 



 あずまや風の建物は、松山市でハウスクリーニング会社を経営する男性(65)が寄贈した。



 「このまま雨ざらしでは、英霊が気の毒」と数年前から気にかけていたという男性は、百田尚樹氏の「永遠のゼロ」を読み、意志を固めたという。



コツコツためた自身のお金でヒノキ材などを購入し、知り合いの大工に建築を依頼。



奉納されたのは、海上の機影をイメージした土台と、銅板葺きの建物で、プロペラは雨から守られるようになった。





 「零戦で散った命や難儀された先達に頭(こうべ)を垂れたい。(私たちは)死屍累々(ししるいるい)の上を歩かせてもらっている。次世代の人が英霊を悼む気持ちを抱いてもらえれば」と男性は思いを述べる。


この寄付のことは、家族や社員にも話していないという。



 同神社は来年3月30日、遺族らから奉納された手紙などの遺品1469点や遺影2224点を公開する。


額田照彦宮司は「戦争の苦労や平和、歴史の事実を考えてほしい」と呼びかける。




(産経ニュース)



パラオに行った時も戦車や戦闘機など朽ちるに任せている姿を見て日本に里帰りさせられたら・・・・と思ったことがあった。


しかし、日本ってそういうの大事にする人そうでない人との格差ってあり過ぎるからね。


下手に日本に持ち帰ったら・・・・悲しいことになりそうな気がする。