北部方面隊では戦車射撃競技会の季節ですね。
第7師団の戦車射撃競技会と北部方面隊戦車射撃競技会は日本では最大規模の戦車射撃競技会です。
競技会では戦車小隊による小隊戦闘射撃で競います。
北海道中の戦車部隊から集まる戦車乗りの祭典とも言えます。
一般公開をしていないのでなかなか見学へ行くというのは大変です。
よく総合火力演習(予行)へ毎年行っている人がいますがコネが多いと聞きます。
関係団体とかね。
戦車射撃競技会は戦車部隊と関係が強い団体か個人じゃないと「コネ」はなかなかないようです。
戦車射撃を行う第一戦車射撃場は見学場所も限られていますから総合火力演習のような見学は無理でしょうね。
しかし、戦車の削減で10年前と比べて部隊数も戦車も減り、参加部隊も激減しているのは寂しい限りです。
10式戦車も近年参加している反面74式戦車の部はとっくの昔になくなってしまいました。
ひょっとすると近い将来このような戦車射撃競技会は縮小されてなくなってしまうのではないかとさえ思ってしまいます。
機動戦闘車は戦車ではないのでしょうから同じ機甲科の戦車乗りが乗っていても戦車射撃競技会には参加しないでしょうし・・・。
どんどん戦車が消えていっているのは昨今の国際情勢を考えて如何なものか?
冷戦は終わったと言う人がいるけれどロシアと日本の関係は冷戦時代と何も変っていないからね。
戦車射撃競技会があることで各戦車部隊は切磋琢磨し腕を上げ射撃技術の向上に磨きがかかっている。
錬度向上には欠かせない競技会なのである。