雨の日の天幕 | 戦車兵のブログ

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元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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札幌は相変わらず雨。



全国的に雨が多いようで、友人のFBでも雨の被害画像がちらほら。



中には自衛官の画像もある。



もちろん訓練時の画像だが訓練画像じゃなく野営している天幕の画像だ。




天幕内部で雨により靴がぷかぷか浮いている画像。




私も矢臼別演習場で同じ体験をしている。










戦車中隊で管理野営をする場合に使う大きな天幕なのだが、長期間使う場合が多いので一応ちゃんと設営するのだが、そこは戦車兵すぐ撤収する場合を考えて他職種よりは簡単な作りだったらしい。



日本最大規模の面積である北海道道東の別海にある矢臼別演習場は湿地帯なこともあり雨水が溜まる。


ぐちゃぐちゃになる。


最近大雨に見舞われている道東だね。


夜、降り出した大雨の雨音に気付き、靴の置いてある所を見ると・・・・、靴がぷかぷか浮いている・・・・。



もちろん半長靴ではなく運動靴だが。




翌日、先輩が他職種の天幕は被害もそんなになかったと言う。


「施設は当たり前だが、特科も普通科もちゃんと天幕設営しているから水はけもよく排水溝もちゃんと作っていて靴が浮くなんて無様なことになってないようだ」といまいましそうに言っていた。





私は他職種の天幕なんか確認していないが、「そうだろう」と思った。


戦車は演習中も天幕を設営するがそれは宿営地に入り少しでも身体を休めるためのもので、いつでも直ぐに撤収する癖があるのでいちいち設営のために手間暇かけないのだ。






友人も機甲科だし・・・、機甲科の伝統はちゃんと受け継がれているようだ。


隣の天幕にいた他職種にいたという友人がFBのコメントで『ニヤニヤ見てました』と・・・。


他職種の天幕は被害が無かったようだ。


私はいちいち天幕を設営するより戦車の中で眠るほうが面倒じゃなくて好きだったがね。






天幕は業務用天幕2号、通称「業天2号」