陸自が誇るVIP用特別ヘリEC225スーパーピューマ  | 戦車兵のブログ

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乗ったことないな・・・、当たり前か!



政府専用機と特別輸送ヘリ「EC225」は乗ることないかな・・・。



以下産経ニュースより転載





 天皇、皇后両陛下が外国を訪問される際や、首相の外遊などに使われる「政府専用機」は有名だが、ヘリコプターにも“VIPの足”があることは、あまり知られていない。




陸上自衛隊の特別輸送ヘリ「EC225」だ。国内の要人はもちろん、来日した各国の国賓や首脳などの移動手段としても出動する。




“スーパーピューマ”の愛称を持つ。





 老朽化した特別輸送ヘリ「AS332」の後継機として、平成18年度から導入された。



現在、木更津駐屯地に司令部を置く陸自「第1ヘリコプター団」隷下の「特別輸送ヘリコプター隊」に3機が配備されている。



 フランスのユーロコプター社製で、全長19・5メートル、全幅16・2メートル、最高速度は時速約320キロ。




AS332に比べ胴体が長くなったことで機内が広くなり、搭乗できる人員は12人から20人に増えた。振動を低減するため、メインローターは4枚から5枚に増加している。




 白と青のカラーリングに日の丸をあしらった外観からは、VIP専用であることはうかがい知れない。




しかし、機内のシート幅は民間機よりも広く設計されており、豪華な革張り仕様。床にはレッドカーペットも敷かれているという。




 平成20年に北海道で行われた主要国首脳会議(洞爺湖サミット)では、陸自の大型輸送ヘリ「CH47」とともに要人輸送任務の中核を担った。




先進各国から首脳が集まるサミットは、特別輸送ヘリにとって実力と存在感を示す格好の“晴れ舞台”といえる。





 今年5月26、27日両日に開かれる伊勢志摩サミットでもスーパーピューマは出動し、各国首脳が出入国する中部国際空港(愛知県常滑市)とメイン会場となる賢島(三重県志摩市)との間の要人輸送を担うはずだった。




 ところが、サミット直前となる5月21日に陸自が中部国際空港で行った要人輸送訓練に参加したのはCH47のみで、スーパーピューマの姿はなかった。




これに先だつ4月29日、ノルウェーの石油大手が運用するスーパーピューマの同型機がノルウェー西部の海岸で墜落。



乗っていた海上油田関係者ら13人が死亡した。




 陸自のスーパーピューマに異常はみられないが、現在もノルウェー当局による事故原因の究明が続いていることから、陸自は「要人の安全確保を最優先すべきだ。万が一は許されない」(幹部)と判断。




サミットでの使用を見送り、要人輸送をCH47に一本化することを決めた。再びサミットの開催が日本に巡ってくるまで、その雄姿は“お預け”となった。


 一方、伊勢志摩サミットでの要人輸送を一手に担うことになったCH47には、要人席や随行者席、ヘッドセット、昇降ステップなどVIP仕様が施された。




CH47は4月12日に操縦系統の不具合が発覚し、全73機が一時飛行を見合わせていたが、すでに点検を終えている。



熊本地震の支援物資の輸送にも投入されており、陸自幹部は「運用上の問題はない」と指摘している。



(政治部 石鍋圭)



(産経ニュース)





ヘリの不具合が続いていたんだね。


くれぐれも墜落事故なんて起きないように万全な体勢でサミットを無事に終えて欲しいものだね。