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元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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この記事の前の更新の事件について考えれば考えるほど頭が痛くなるほど常識外で、混乱とともに考えると自衛官同士が実弾で撃ったことにショックを受けている。




実弾と空包は間違えることは絶対に有り得ないと元自衛官の立場として言える。




上の画像はMINIMI軽機関銃の写真だが、空包が写っている。




5.56x45mm NATO弾を使用するMINIMIだ。




事件で使用されたと思われる、89式小銃もMINIMIと同じ5.56mm小銃弾を使っている。




実弾とは形状も違うし、自衛官で空包と実弾を間違えて装填するなんて有り得ないし、撃つ前に解る話だし、撃ったら空包とは違うくらい解る。




それを数十発撃ったという・・・本当なのか?




それを自衛官同士撃ち合ったという・・・。ショックだ。




単に「へー実弾と空包を間違えたんだ」なんてぬるい話じゃないのだ。




空包を使う筈だったのに実弾を使ってしまったなんてことがある訳がない。




そんな話を自衛官同士でしたら「アホか」で終わる話だし理解不能なのだ。




だから頭が痛くなる。




それに、自衛隊は実弾を弾薬庫で受領する前の手続きから、受領し隊員に弾を渡すまで幾つもの厳しい管理がある。


たった1発の弾を紛失しても発見するまでいつまでも捜索するのが自衛隊だ。


実弾を射撃場以外で隊員に渡して撃ち合いするなんて有り得ない。


現実的な話じゃないのだ。



射撃場でも黄色い鉄帽覆を被った陸曹が弾薬交付を厳格に行っているのだ。


演習で実弾使うなんて特殊作戦群だってやってないだろう。


いややる意味がない、やったら殉職者ばかりになる。


それを方面後方支援隊の北部方面輸送隊がなんでやるの?


実弾が入った銃を同僚隊員に向けて撃った、この事実に私は戦慄した。


負傷者まで出ている・・・。






実弾と空包を間違えた?




空包を使った訓練であったと報道されていたが、空包装置をつけずに小銃を使用している。




空包装置をつけなくても空包は1発なら撃てる、しかし連射したりはできない。



多分薬莢受けとかも装着していただろう。



空包装置を使って実弾は撃たない危ないからね。



間違えたというのは嘘だろうね。




なら、何があったのだろうか?


それを考えると戦慄し頭が痛くなる。


仲間を実弾で撃つ・・・・。


真実は何があったのか知りたい。




なにより怖いのが、ニュースでも自衛隊発表そのままで疑問にさえ思わず簡単なニュースなことだ。


こんな発表真に受ける報道機関も国民も・・・・。


これ重大な事件だよ、間違いとか誤射事故でなく事件だ。


どうなってるんだ?今の自衛隊は・・・。


方面輸送隊は以前も事件があったが・・・。


隠蔽事件としたら何を隠蔽しているのか?


実弾で撃ち合いを鹿追のあの小さな然別演習場でやっていたのも気になる。


かつて然別演習場では戦車で普通科隊員を轢くという凄惨な事故があった。


あれ以来然別演習場へは行ってないな・・・・。


思い出すだけで怖い話だ。