米軍高官のたび重なる醜聞 テロ後のストレスが原因? | 戦車兵のブログ

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$戦車のブログ「米軍高官のたび重なる醜聞 テロ後のストレスが原因?」

元々この程度だったのか、それとも最近は情報が漏れやすいのか醜聞が確かに多いね。
陸軍大将やら将官がやたらと・・、でも中国に比べたら可愛いかもね。
以下産経ニュースより転載


 レオン・パネッタ米国防長官(74)が米軍高官の倫理規範の見直しを指示した。新旧2人のアフガニスタン駐留軍司令官の不倫が世間を騒がせたばかりだが、醜聞は実はこれだけではなく、見直し指示は前々から予定されていたものだった。立て続けの不祥事は米中枢同時テロ後の長い戦いに伴うストレスとの関係も指摘される。きょうのテーマは「米軍高官の醜聞」とした。(編集委員 内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ)/SANKEI EXPRESS

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倫理規範見直し指示


 米軍高官の倫理規範の見直しは、11月14日付のマーティン・デンプシー統合参謀本部議長(60)への覚書で示された。パネッタ長官は「高官の大半は責任ある行動を取っているが、“過ち”が起きると、公共の信頼を失い、米国民を守るという任務の妨げにもなる」と述べ、今月(11月)中の報告を求めた。

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 米軍では今月(11月)、アフガン駐留軍司令官から中央情報局(CIA)長官に転出したデービッド・ペトレイアス氏(60)とジャーナリストの女性(40)との不倫が発覚し、ペトレイアス氏がCIA長官を辞任。ペトレイアス氏の後任のアフガン駐留軍司令官、ジョン・アレン氏(58)は、不倫相手とみられる米軍のボランティア職員の女性(37)との不適切なメールのやりとりが明らかになった。いずれも、機密漏れが危惧される事態だった。

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 だが、パネッタ長官の覚書にある“過ち”はペトレイアス氏の不倫などを指すものではなかった。米メディアによると、それ以前にもいくつかの不祥事があり、国防総省は対応を迫られていた。

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派遣先で関係


 アフガン駐留軍のジェフリー・シンクレア陸軍准将は部下の女性にセックスを強要した疑いが持ち上がり、今年5月に帰国を命じられた。先ごろ、軍法会議に起訴するかどうかの審問が開かれ、駐留軍の上官が、被害者の女性兵士に代わって証言。妻のある准将と本国やドイツ、イラク、アフガンで3年間関係を持ち、別れようとしたが聞き入れられず、この上官に訴え出たのだという。上官はまた、准将の求めに応じ、この女性兵士を准将の部下にしたと証言した。准将は27年のキャリアがある。
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 また、米アフリカ軍司令官のウィリアム・ウォード氏は、妻の買い物やスパ通いに軍用車両を使わせ、給油地のバミューダで妻や部下とともに高級ホテルに泊まり、業者の金でニューヨークでミュージカルを観賞し、食事をした。ウォード氏はすでに退役しているが、国防総省は先ごろ、ウォード氏の退役時の階級を大将から中将とする降格処分を下し(年金の減額)、私用に使った8万2000ドル(約656万円)の返却を命じた。
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テロ後のストレス原因?


 ワシントン・ポスト紙によると、近年、軍高官の“過ち”の報告が増えている。パネッタ長官が命じた倫理規範の見直しの目的の一つは、増加の背景を明らかにすることだ。

 2001年の米中枢同時テロ以降、米軍はアフガン、イラクで長期の駐留を続け、戦場の兵士、帰還兵らは大きなストレスにさいなまれることになった。司令官クラスもやはり、ストレスから逃れられないと考えられる。

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 部下の女性にセックスを強要した疑いが持たれているシンクレア准将の妻はロイター通信の取材に、「同時テロ後の11年間で夫が家にいたのは5年間だけ。家族が家族でなくなってしまった」と訴えた。同時テロ後だけで6回の転居があり、通算では転居は17回になった。上の2人の子供は6年生までに6つの学校に通ったという。妻は不倫を認めるからではなく、こうした事態に至った過程の目撃者としてインタビューに応じたとし、「他の人たちに同じ苦しみを味わってほしくない」と語った。
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自衛隊ではこういうことは起きていないと思うが、司令官クラスのこういった人間としての根本的な倫理観のなさはある意味致命的だね。

命懸けで前線にいる兵隊さんにどういう示しをつけるんだろうね。