「海幕長に河野氏 北部方面総監は岩田氏」
今回の人事は大きく動くね。
海幕長の交代、北部方面総監も交代か・・・。
以下産経ニュースより転載
森本敏防衛相は２０日の閣議で、退職する杉本正彦海上幕僚長の後任に河野克俊自衛艦隊司令官を充て、北部方面総監に岩田清文統合幕僚副長を起用するなどの自衛隊幹部人事を報告、了承された。発令は２６日付。主な人事は次の通り。
海上幕僚長（自衛艦隊司令官）海将河野克俊▽北部方面総監（統合幕僚副長）陸将岩田清文▽東北方面総監（防衛大学校幹事）陸将田中敏明▽中部方面総監（陸上自衛隊幹部学校長兼目黒駐屯地司令）陸将河村仁▽陸上幕僚副長（第３師団長）陸将番匠幸一郎▽中央即応集団司令官（第６師団長）陸将日高政広▽陸上自衛隊幹部学校長兼目黒駐屯地司令（陸上自衛隊関東補給処長兼霞ケ浦駐屯地司令）陸将海沼敏明▽海上幕僚副長（教育航空集団司令官）海将鮒田英一▽自衛艦隊司令官（護衛艦隊司令官）海将松下泰士▽横須賀地方総監（海上幕僚副長）海将武居智久▽呉地方総監（大湊地方総監）海将山口透▽舞鶴地方総監（統合幕僚監部運用部長）海将井上力▽教育航空集団司令官（海上自衛隊補給本部長）海将小野原正信▽航空支援集団司令官（西部航空方面隊司令官）空将広中雅之▽航空教育集団司令官（航空自衛隊幹部学校長兼目黒基地司令）空将平田英俊▽防衛大学校幹事（第９師団長）陸将田辺揮司良▽統合幕僚副長（第７師団長）陸将磯部晃一▽統合幕僚学校長（中部航空方面隊司令官）空将石野次男▽第２師団長・陸将（第１５旅団長・陸将補）友部薫▽第３師団長・陸将（東部方面総監部幕僚長兼朝霞駐屯地司令・陸将補）山下裕貴▽第６師団長・陸将（陸上幕僚監部教育訓練部長・陸将補）岡部俊哉▽第７師団長・陸将（第１２旅団長・陸将補）塩崎敏誉▽第９師団長・陸将（第５旅団長・陸将補）田口義則
▽第１０師団長・陸将（陸上幕僚監部人事部長・陸将補）松村五郎▽陸上自衛隊関東補給処長兼霞ケ浦駐屯地司令・陸将（防衛研究所副所長・陸将補）桜木正朋▽自衛隊札幌病院長兼豊平駐屯地司令・陸将（自衛隊福岡病院長兼春日駐屯地司令・陸将補）千先康二▽護衛艦隊司令官・海将（海上幕僚監部防衛部長・海将補）池田徳宏▽大湊地方総監・海将（横須賀地方総監部幕僚長・海将補）三木伸介▽海上自衛隊補給本部長・海将（海上幕僚監部総務部長・海将補）槻木新二▽北部航空方面隊司令官・空将（航空救難団司令・空将補）若林秀男▽中部航空方面隊司令官・空将（第３航空団司令兼三沢基地司令・空将補）清藤勝則▽西部航空方面隊司令官・空将（航空幕僚監部装備部長・空将補）福江広明▽航空自衛隊幹部学校長兼目黒基地司令・空将（航空幕僚監部技術部長・空将補）吉田浩介▽統合幕僚監部運用部長・海将（自衛艦隊司令部幕僚長・海将補）河村正雄
退職 海上幕僚長・海将杉本正彦▽統合幕僚学校長・陸将林一也▽陸上幕僚副長・陸将久納雄二▽北部方面総監・陸将千葉徳次郎▽東北方面総監・陸将渡辺隆▽中部方面総監・陸将荒川龍一郎▽第２師団長・陸将平野治征▽第１０師団長・陸将宮崎泰樹▽中央即応集団司令官・陸将山本洋▽横須賀地方総監・海将河村克則▽呉地方総監・海将泉三省▽舞鶴地方総監・海将佐々木孝宣▽北部航空方面隊司令官・空将重久修▽航空支援集団司令官・空将弥田清▽航空教育集団司令官・空将小野田治
【海上幕僚長】
河野 克俊氏（かわの・かつとし）防衛大卒。７７年海上自衛隊。統合幕僚副長を経て１１年８月から自衛艦隊司令官。５７歳。神奈川県出身
【北部方面総監】
岩田 清文氏（いわた・きよふみ）防衛大卒。７９年陸上自衛隊。第７師団長を経て１１年８月から統合幕僚副長。５５歳。徳島県出身。
【東北方面総監】
田中 敏明氏（たなか・としあき）防衛大卒。７９年陸上自衛隊。第２師団長を経て１１年８月から防衛大学校幹事。５６歳。東京都出身。
【中部方面総監】
河村 仁氏（かわむら・ひとし）防衛大卒。７８年陸上自衛隊。第１０師団長を経て１１年４月から陸上自衛隊幹部学校長。５７歳。東京都出身。
【中央即応集団司令官】
日高 政広氏（ひだか・まさひろ）防衛大卒。７９年陸上自衛隊。中部方面総監部幕僚長を経て１１年８月から第６師団長。５５歳。宮崎県出身。
（産経ニュース）
今回の人事で北部方面総監の千葉徳次郎陸将が退職というのは残念でならない。
こんな立派な方はそうはいない。
生徒出身で機甲生徒から防大に進んだ大先輩でもある。
自衛隊生徒に１５歳で入隊したのは高校へ行くことも出来ない経済状態であったからという。
私も千葉総監とお話をして立派な考えと見識をもった将軍はなかなかいないと思った。
１０師団長の頃に浜大樹での上陸訓練で実戦にそくしたピリピリとした訓練を忘れないし、１０普蓮隊長時代の厳しい訓練もわすれないであろう。
語り継がれる将軍である。
１０普連長の時も１０師団長の時も天幕で眠らず自ら穴を掘りそこに眠っていたという。
常に遺書を書き、事に臨んでは覚悟をもって任に当たっていた。
「レンジャーバッチを付けている者は今最終想定をやれと言われて出来ないものはバッチを外せ」と常々発言し、自らも連隊長時代も総監になってからも朝は駆け足と懸垂、昼休みも食事をさっさと食べ駆け足をしていた。
自らを律して鍛えたいた将軍であった。
陸幕長になって欲しかったと私は個人的に思う。
防大幹事をされていた経歴もあるが、若い幹部の養成に並々ならぬ関心をもたれていた。
御苦労様でした。