◯千家JTGのブログ

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14Dec
- 自宅で新春茶会を開きます
  来年の一月末にお茶の素晴らしさを皆様に知って頂くべく、自宅に知り合いの方々を広くお招きして新春茶会を催すことにしました仕事関係の方、古くからの知り合い、近隣にお住まいの方々などに声をかけようと思います。勿論お子さんの参加も可です。どれぐらいの方が来てくださるのか現段階でははっきりしませんが、好評であれば定例化していきたいと思っています。まだ１ヶ月先ではありますが、昨日から少しずつ準備を始めています。そんなにたくさんの選択肢があるわけではありませんが、どのような道具組でお招きするか楽しみながら考えたいと思います。にほんブログ村
23Nov
- 炉の準備やっと完了
  こちらも自分用の忘備録みたいな物です。１１月２０日頃、やっと炉の準備ができました。昨年の成果をいかし、しっかり乾かした状態から炉灰を作る作業をしました。今年は、濡れ灰も忘れずに処理をしたので去年に比べると量はかなりのものになりました。その分、処理をするのにだいぶん時間がかかってしましました。灰も毎年少しずつ増え、今年は濡れ灰も瓶いっぱいに入るほどになりました。※１　乳鉢は使う必要なし※２　灰作りの本を読むと半年乾かしている。来年はもっと早くから作業を始めるか？にほんブログ村
10Nov
- R7　市民茶会
  隣の市にあるいちょうホールがリニューアルオープンし、２年ぶりに市民茶会が開催されるということだったので、参加してきました。リニューアルされたいちょうホールはおしゃれでなかなか素敵でした。そして八畳と四畳半の二つの茶室が備えつけられています。私の住んでいる市にはこのような公共の茶室はないので、羨ましいです。お茶会の方は、表千家不白流と大日本茶道学会の席でした。不白流は同じ表千家とは言っても随所に違いがあり、お茶の点て方は裏っぽい感じでした。大日本茶道学会の方は、水指や薬缶にびっくり！リニューアルされたお茶室は、よく見るとところどころ作りの荒いところもあるが、それでも露路もあり炉も切ってある茶室があるなんていいなあと思いました。聞いてみたところ蹲にもちゃんと水を張れるそうです。にほんブログ村
12Aug
- 令和7年　灰づくり２（番茶で染める）
  自分用の忘備録です。本日、炉灰を染める作業を開始しました。本当は、もっと早く始める予定だったのですが、なんと灰を乾燥させる樽が虫に喰われて穴が空いてしまい、修理に時間がかかってしまいました。穴をパテで埋めた樽の底今年からは、保管場所に気をつけなければいけません。番茶を入れて、混ぜながら染めていくのですが、例年入れすぎてしゃぶしゃぶになるので今年は、加減をしながら投入しました。番茶の量が少なすぎてもかき混ぜるのが大変なので難しいです。昨年は、濡れ灰の存在を忘れてしまっていたので、今年は濡れ灰も忘れずに染め直そうと思います。作業は、まだまだ続きます。※８／１３追記作業の途中で番茶がなくなったので、新たに購入しなくてはいけなくなりました。これまでは近所にお茶屋さんがあったので、そこで購入をしていたのですが、数年前に店主が病気になって閉店してしまいました。そこで、近所のドラッグストアやスーパーを合計３軒ほど回ったのですが、どこにもなく、結局、少し離れたところになるイトーヨーカドーの中のお茶屋で見つけ購入しました。これまでに使っていた番茶よりも良さげに見えます。色も変わるのだろうか？１００gで５９４円也（税込）。にほんブログ村
09Aug
- 令和７年灰づくり
  自分用の忘備録です。８月３日に生灰を洗った。今年貯まった灰はこれぐらい。２年前よりは多いですが、風炉になってから暑くてあまりやってなかったので、後半失速。例年通り篩にかける作業からスタート。篩に残った炭のカス等をピンセットで取りながら篩にかけた。はづきルーペが結構活躍。篩をかけ終えた灰目が荒いからか、これでも灰のカスが結構残っている。来年はさらに細かい篩をつかってみるか？1回目のぬるま湯を注いだところ照明の関係で変な色になっているが、それなりにアクが出た。今年は合計4回ぐらい洗った。細かい灰のカスをどこまで取ったらいいのか毎年悩む。洗い終わって、水を捨てた生灰さあ、この後染める作業だ！にほんブログ村
06Jun
- 茶道クラブ充実しています！
  ３回目のクラブ活動が終わりました。今回は、最初にボランティアで協力をしてくださっている社中の方々に、席入りをしてもらい、それを見てもらいました。今回もなぜか終わったら拍手が(笑)その後、４グループに分けて、順番にお菓子を食べてお茶を頂んだり、お運びにも挑戦してもらったりしました。２回目とあって余裕ができたのか、掛け軸の表装を見て、「これは何の絵ですか？」と質問してくる子がいたり、子供同士教え合ったりする姿も見られました。とは言うものの、たった２回の活動で、そんなにすぐに所作を覚えられるわけもなく、色々と間違いもありましたが、細かいことを指摘をするよりもお茶を美味しいと思ってもらうことを優先して指導をしました。教室の様子最初、お茶の量を前回より少し多め（といっても普段私たちが飲んでいる量に比べると少なめなのだが）にしたところ、残す子が何人か出たので、途中からお茶の量をさらに減らし、お湯もぬるくしたところ好評でした。この辺の塩梅が難しいです。次回の活動は何したいか聞いたところ、「お茶を点ててみたい」「お花をいけてみたい」「習字をやりたい」などの声が上がりました。活動が終わった後も、残って色々と質問してくる子がいたり、自由学習の課題にしてお茶について調べるなんて嬉しいことを言ってくれる子もいたりして、とても楽しいひと時でした。本日のお花残念ながら、１学期のクラブ活動はこれで終わりで、次回は２学期になります。しかし、先生たちからもぜひ体験させて欲しいという声が上がったので、夏休み中に先生たちを対象に体験会を開く予定です！！にほんブログ村
31May
- 茶庭ついに完成！
  最後の仕上げにスギコケが入りましたそして、蹲の海にも石が入りました。これで、ついに完成です。石と植栽が雨に濡れてとても綺麗です。沓脱石もいい感じ幹製作所の皆様、本当にありがとうございますさあ、これでお客さんを呼べるぞ！と思ったが、桶とか草履とか買わないといけないなあ。あと、水屋屏風も必要か！？か、金が．．．にほんブログ村
25May
- 茶庭完成目前！そして２回目のクラブ終わる
  茶庭工事５日目の様子をお知らせします。植栽が入りました！植栽が入ったことで、さらに雰囲気が良くなりました。また、塀に入った横木（？）がいいアクセントになっています。入った植栽は、左からカンツバキ、ベニシダ、アオキです。蹲以外のところにも植栽が入っています。次回ついに完成です！！！そして、２回目のクラブ活動が終わりました。教室に、４畳半のござを敷いて、風炉先屏風、風炉、水指を置き、パーテーションに短冊と花入を掛けたら、それなりの雰囲気になりました。子供達も今日の活動を楽しみにしてくれていたらしく、気合を入れて正座をして待ってくれている子もいましたまずは、運びの薄茶の点前を見学してもらいました。子供達は、興味津々。風炉先屏風から覗き込むように見入る子もいました。お点前が終わったらなぜか拍手がその後、お茶を飲むことに挑戦しました。自分で懐紙や扇子や楊枝を準備していた子もいて、関心の高さを感じました。飲んだ感想を聞いたら、「美味しい」、「苦い」などの他に「甘い」という感想の子もいました。「甘い」と感じた子はなかなか味覚が鋭いかもしれません。次回も楽しみです。にほんブログ村
23May
- まこちゃん大手術
  久しぶりにまこちゃんの近況を報告いたします。実は、先日、背中にできた腫瘍の摘出手術を行いました。背中の毛を刈って腫瘍を切ったので、傷口を保護するためにしばらくの間、保護服を着ることになりました。腫瘍は、悪性のものではなく、手術も無事に終わりましたが、ダメージが残っているらしく元気がありません。点滴のため、毛がかられた左手が痛々しいです。まこちゃんも今年で１６歳になりました。猫としては、立派な老人ですが、少しでも長生きしてほしいです。にほんブログ村
20May
- 茶庭工事４日目と小学校での茶道クラブ
  茶庭の工事４日目の様子です。蹲の役石がさらに配置され、完成に近づいてきました。写真だとわかりにくいのですが、水鉢の前に排水のための穴がかなり深く掘られていました。蹲に向かう石も配置されまています。しかも、かなりおしゃれな感じです。茶庭を囲む壁は、杉の皮が貼られ野趣に富み、とてもいい感じです。このような、素人には思いつかない庭を作ってくれる人を探していました。ちなみに、今回、庭を作ってくださったのは、幹（みき）製作所の皆様です。さて話は変わりますが、近隣の小学校のクラブ活動でお茶を教えることになりました。先日、１回目のクラブ活動があり、ガイダンスをしたのですが、多くの子供達が興味を持って話を聞いてくれていました。近いうちに、２回目の活動があり、実際にお茶を飲む活動をしようと思っています。子供達の反応が楽しみです。にほんブログ村
14May
- 茶庭徐々に出来上がっています
  ４月２８日に茶庭の工事が始まって、本日ついに完成しました話が前後しますが、途中経過を少しずつ報告したいと思います。工事3日目手水鉢周囲の役石も配置されました。沓脱石や飛び石も徐々に配置されています。順調に工事が進んでいます。にほんブログ村
04May
- 茶庭の造園ついに始まる！！
  ４月末との約束通り、茶庭の造園が４月２８日より始まりました！造園をやってくださるのは、勿論C社です。振り返ると昨年の６月ごろから、A社やB社とのやりとりが始まり、早々にA社が脱落し、そのうちB社もだめだこりゃとなり、年末に現在のC社を見つけ、約1年かかってやっと工事が始まるところまで漕ぎ着けました。現在GWに突入したこともあって、工事は一旦休みに入っていますが、GW明けからまた再開します。工事初日ウッドデッキの基礎やフェンスが取り除かれました。工事2日目蹲をはじめ、いくつかの石が運び込まれました。さあ、この後どうなるのか楽しみです！！にほんブログ村
31Mar
- 久しぶりの自宅稽古と茶庭続報
  昨日、久しぶりに自宅でお茶を点てました。畳を替えて以来初の自宅稽古です。この日のメニューは次のとおり。炭点前 →お薄→お濃茶→お薄（芝点)花粉症が発症して以来、長時間の花見ができないので、花の道具を多めにして、少し華やかなイメージで部屋を設えました。棚は、旅箪笥ですが、釣り釜は出しませんでした。軸は、「雪月花」。雪月花というと、四季の自然の美しさを表す言葉の代表ですが、調べてみると元は、唐の詩人白居易の「雪を見る時、月を見る時、花を見る時に君を懐かしく思い出す」という詩から来ているそうです。実は、最近、家族との別れを経験したので、そういう意味でもぴったりの軸でした。松籟を聴きながら、お茶をしていると不思議と心が落ち着きます。お菓子は、くろさわの「東風」。黒文字でとったので、少しは形が変形しています。　さて、のびのびになっている茶庭ですが、1月末にC社から図面と見積書が届きました！図面の方は、素晴らしい出来で流石の一言でした。その分、予算の方がかなり想定を超えていたので、もう少しグレードを落として、価格を抑えてもらえないか依頼をしました。先日、連絡があり、今っている仕事が4月でに終わるので、4月末には、取り掛かれるとの返事が！！今度こそか！？来月（もう明日だが）は、釣り釜。そして、5月からは風炉。つい先日、炉に灰を入れたと思ったのに、一年が経つのは本当に早いです。にほんブログ村
09Mar
- 茶室の畳替え
  本当は、本日は市の茶道連盟の茶会の予定だったのですが、二日前にコロナにかかってしまい、休まざるを得なかったのでブログをアップします。茶庭の方がなかなか進まないので、先に茶室の畳を変えることにしました。替える前の畳この畳は、7年前ぐらいに入れたものです。油断していた隙に、猫にシミや傷を作られてました。ちょっと写真だと分かりにくいですが、床間の前にシミがあります。今回、やってみて分かったのですが、畳替えには、裏返しと表替えというのがあり、裏返しというのは、その名の通り今の畳表を一旦外して裏返しにして取り付けるというもので、安価に済みます。表替えというのは、畳表を新品に変えるというもので、裏返しに比べるとお金がかかります。最初は、全て裏返しで済ませようと思ったのですが、畳屋さんに見てもらったところ、このシミは、裏返しにしても残る可能性があると言われました。また、言われてそりゃそうだと思ったのは、炉畳は、L字形なのでそもそも裏返しができません。かと言って、全部の畳を表替えするとかなりの金額になるし、一部分の畳だけを表替えにするとそこだけ色が変わって不自然になります。何日間か考えて、シミのある畳と炉畳みだけは、表替えをし、それ以外が裏返しにすることにしてみました。畳屋さんがいうには、多少の色の差は出てしまうということでしたが、思い切ってお願いをしました。畳を引き取られた茶室畳は、朝回収され、夕方には戻ってきました。意外と早くてびっくり！さて、結果の方がと言いますと．．．戻ってきた畳！！素晴らしい！シミがなくなったのは当然として、畳の色の差もそんなに感じられません！！思い切ってお願いして正解でした。さて、畳についてですが、かつては関西地方でも生産されていたそうですが、現在、ほぼ熊本でしか作られていないそうです。表替えをした畳には、生産地熊本県八代市産のタグがついていました。しかも、御多分に洩れず値上がりをしているとのことでした。あっちもこっも人手不足＆値上がりの世の中、一体どうなることやら．．．にほんブログ村
01Jan
- 新年明けましておめでとうございます
  皆様、明けましておめでとうございます。お正月いかがお過ごしでしょうか。私は、数日前から体調が思わしくなく、初詣にもいかずまさかの寝正月です。とりあえず掛け軸だけは正月らしい物を出してみました。今年こそは、庭となんとかして、家にお客さんをたくさん招きたいと思います。それとは、別に、気軽なお茶会も企画したいなあと思っていますが、実現するかどうか．．．鶴は千年まで樹に舞い、亀は萬歳まで池で遊ぶ。皆様にとって今年一年が良い年でありますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。にほんブログ村
31Dec
- 茶庭づくりは結局年越し（その４）
  改めて、業者を探していたら、市内にあるC社を見つけました。HPを見てみると、はっきりと茶庭と書いてあり、施工例でも、露地を手がけたものもありました。市内（しかも結構近い）で茶庭を手がける業者があることに驚き、早速コンタクトをとってみたところ、一度見にきてくれることになりました。こちらの要望を伝えると、「ここは囲った方がいいと思います。」「予算を言っていただければ、それに合わせて考えますよ。」などと、具体的な提案が出てきました石もこだわって京都から鞍馬石（かなり高い）を取り寄せていることもわかりました。ただ、今は忙しいらしくて、すぐには動けないこと、一度こんな感じというプランを練ってくれるということを確認してこの日は帰っていただきました。後で改めてHPを確認してみるとこの方、お茶もされているそうで、どうりで話が早いわけだと納得。それと前後して、B社からもいい石が見つかったので写真をお持ちしますとの連絡がありました。以前に訪れた安田物産の蹲や沓脱石の写真、愛知県の石材店のHPからの写真。その他、ネット販売の沓脱石の写真などを色々と持ってきてくれました。参考にはなるのですが、石が山積みになっている写真を見せられても、これで一体どんな庭になるのかが全くわからず…そもそも、１０月に一緒に石材店を訪れた後に、プランを練ってくれるという話だったはずだったのだが…結局、庭づくりは年越し決定です。皆様、良いお年を。にほんブログ村
26Dec
- 茶庭づくりダメだこりゃ（その３）
  業者Bですが、２ヶ月ほど待っても何も言ってこないので、どうなっているかメールを出してみました（１１月末の話です）。そしたらいい石を見つけましたと返事が来ました。その石は根府川石だったのですが、平べったくて鋭角な感じの石で、ちょっと飛び石にするには、どうなんだろうという感じです。この業者Bの方が根府川石が好きなのは、これまでのやり取りの中でわかっていたのですが、改めて好みではないということを伝えました。また、蹲も先日一緒に石材屋を訪れて目星をつけたのに、名古屋の石材店の物を勧めてきました。送料もかかるのに何を考えているか微妙な感じになってきました。ということで、Bには見切りをつけて別の業者を探すことにしました。一体どうなることやら。はあ。にほんブログ村
17Nov
- R6 炉灰準備完了
  １１月１７日、遅ればせながらやっと炉の灰の準備ができました。今回は、取り掛かりが遅かったこともあり、ご覧の通り樽の中の灰が例年よりも大分乾燥していました。例年は、もっと少ししっとりとしていて色も黒く、砕くのにすごく苦労するのですが、塊を手で握るとポロポロと砕けていくので、篩にかけるのも楽でした。２時間半ほどで全ての灰を篩にかけることができました。まさに怪我の功名でした。来年もこれぐらいまで乾かしてから作業をしようと思います。この後、風炉の灰を全てあげて、風炉の始末をしました。後は炉に灰を入れなければ。。。反省点：別に保管してあった、濡れ灰の処理をすっかり忘れていたにほんブログ村
06Oct
- 茶庭づくり（その２）
  さて、B社についてである。B社は具体的な事は、全くいってこない。いかにも職人といった風貌で、口数も少ない。「蹲と言っても色々な形があるからじっくりと選んだほうがいいですよ」「急がずにじっくり考えた方がいいですよ」といって具体的なプランなどは、全く示さない。あるときは、名古屋にある石材屋のカタログを持ってきて、「もしよかったら近くにも良い石材屋があるので、案内することもできる」などといって帰っていった。後になって、カタログを見てみると灯籠やら沓脱石やら蹲やら色々載っている。産地によって色や肌あいも全然違い、A社のこともありやはり一度見てみないといけないなと思った。そこで、3週間ほど前にB社に連絡を取り「安田物産店」という石材屋さんに案内してもらうことにした。職人さんがいうには、今は石材屋も少なくなってしまい、蹲などを扱っている店は、ここぐらいしかないとの事だった。着いてみると、あるわ！あるわ！対応をしてくださった店の方も、とても石に詳しく「この石は、筑波山のどこどこで手に入れた石です」とか「この石は、木曽のものです」など説明も丁寧だった。我が家の場合は、庭自体がそんなに広くないので、役石も配置することも考えると小さめのものがいいだろうなと思い大体の目星をつけた。その他にも沓脱石や飛び石に使える石も見せてもらったが、実にたくさんの石があり、これは一つ一つ選ぶのは無理なので職人さんにお任せすることにした。植栽についても話題になり、苔のことを聞いてみたところ、職人さんの目つきが変わり「苔で勝負させてもらえるなら、やりますよ」と言った。なんでも、私の家の庭は、三方を建物で囲まれているので、苔を育てるには条件が良いそうである。改めて、こちらの希望を伝えてプランを練ってもらうことになった。さて、どのようなものが出てくるか楽しみである。にほんブログ村
01Oct
- 茶庭づくり（その１）
  実に約１年ぶりの投稿である。昨年の秋に茶室が完成し何組かのお客様をお呼びしてお茶を振舞ったが、やはり茶室だけ作っても本格的なお茶はできないということがわかった。特に必要だと思ったのは、蹲である。蹲がないとお客様に手を清めてもらうということができない。もちろん、洗面所で洗ってもらうということもできるのであるが、生活感丸出しでなんとも味気ない。また、一旦外に出て頂かないことには、部屋の設えを変えたり座を清めたりということもできない。そこで考えた。我が家の場合は、茶室に隣接して1.５坪ほどの庭があり、現在は、ウッドデッキを設置している。このウッドデッキが経年による劣化でだいぶ痛んでしまった。そこで、このウッドデッキを撤去して、代わりに蹲を設置して小さいながらも茶庭にしようと思い立ったのが、今年の６月頃である。問題は、どの業者にこの仕事を依頼するかである。この手の仕事ができる職人さんはあまりいない事は想像に難くない。ちなみに、私の先生は、京都から職人を呼んで、しかもしばらく近くに住まわせて、小間と庭を作ったそうだ。もちろんそんな芸当は無理である。色々調べた結果、2社（仮にA社・B社とする）ほど見つかった。どちらも和風の庭を作ることを謳っている業者である。どちらにもメールで依頼をし、すぐに反応があり打ち合わせを実施した。対応が早かったのは、A社の方だった。すぐに、イメージ図や見積書が送られてきたので、最初のうちはA社とやりとりをすることが多かった。悪くはなかったが、いくつか疑問に思うことや要望があった。例えば、沓脱石の形状や植栽などについてであるが、一番気になったのは、蹲の穴の大きさであった。写真で見る限りどうも小さいのである。というようなことを何度かやりとりをしていたら、８月６日以降パタリと連絡がなくなった(笑)もしかすると注文が多くてやってられないと思われたのかもしれない。続く。にほんブログ村

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