サウナのガルマおじさん

今日も温泉に行った

働いてソフトバレーして温泉行った

もちろん、帰ってきてからはちゃんとテキストを開きましたよ


今日はサウナ入りました

サウナ室は、階段式のつくりになっています

今日は人が多かったので、俺は階段の一番前に座りました

みなさまご存じの通り、俺は水風呂と風呂の往復をしてます

今日サウナに入ったのは、水風呂のあとだったので、しばらくは体が冷たかったわけなんです

で、俺はサウナの一番前の席でじっとしてました

しかし、水風呂後のサウナはなかなか体があたたまりません

じっとするしかありません…


俺はじっとしながら、高速度不変の原理(こうそくどふへんのげんり)について考えていた


……嘘です。
俺は
「人類で初めてサウナに入ったやつはドMだろうな」
とか、考えていた




すると、真後ろから、

「うーん…うーん…」

と、つらそうな声がするではありませんか

振り返ると、サウナには俺と真後ろのおじさんの二人のみになっているではないか

しかも、後ろのおじさんはつらそらうだ




たぶん後ろのおじさんは、

「前の若造が出るまで俺は出んぞ！」

と、ひそかに俺に勝負をかけていたんだと思います

サウナってそういうとこあるからね



しかし、その若造(俺)があまりにも気の抜けた顔でじっとしてるもんだから、限界になったんでしょう

呼吸もつらそうなので、俺は後ろのおじさんを気づかい、先にサウナ室をでました

まさに俺は見知らぬおじさんに華を持たせてあげた形


おじさんの心境はまさに、

「礼を言う、私に華をもたせてくれて。」


といったとこでしょう

そのおじさんはガルマの事は知らないだろうけど、そう思ったに違いない