北の零年

今日は本当にすごい雪でした

おかげでのんびりとやりたい仕事もできまして、まぁ、よかったよ

そして、帰り
一足先にでて、職場の方がたの車の雪をおろして、俺も帰ろうということに

しかしすごい雪だった

この時、21時。


しかしすごい雪だった


家までは10分

まあ、吹雪いてるから15分もあればつくだろう


結論から言いますと、一時間半かかりました

家の20m前で車が埋まったんです


なんたること！

両親が除雪作業中だったもので、助けてもらいました

それでも埋まって、動いて、埋まって動いての繰り返し……

おそらく除雪車も、てが回ってないんでしょう

そこで、俺と父さんは決意しました


「家までの20m、道路を除雪しよう！」

そして始まった、道路の開拓作業

俺らはゼーゼー言いながらもなんとか家までの道が開通！

その昔、北海道を開拓したアイヌ民族たちはこんな苦労をしてたのかと、思いました。


そして、遅くなった夕食

俺の好きな食べ物ランキング第3位の豚の角煮

ウヒョー


平らげ、ぐったりとしてると母が言いました。


「携帯がない！」


鳴らしても音は聞こえず、再び一家は極寒の家の外へ

はっきり言って、雪のなかから携帯が見つかったとしたら、奇跡だよ

そう、奇跡はなかなか起こらないとは聞いてたけど、ほんとに起こらなくて。

替えて一週間しかたってない母の携帯は、見つかりませんでした

そのかわりにローンだけ残りました

おそらく携帯は外。

朝までには除雪車が雪ごとどこかへ運ぶでしょう

すっかり落ち込んだ母は、家の中も探し回りましたが、やはりない。

父は
「事故管理の甘さがでたね！」

の一点張り
まったく、今日はアイヌ民族の気持ちを味わい、母が携帯をなくし、大変な１日でした

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