今日のお稽古は、軸飾りでした。軸飾りとは、デジタル大辞泉の説明によりますと、
茶の湯で、宸翰や拝領の軸、名物の軸などの扱い方。軸物を巻いたまま外題を上にして床に飾ること
です。宸翰なんて大層なモノは、うちの茶道部では所有していないので、表千家で初風炉の時に掛ける「風動鶴帰松」のお軸でお稽古。風炉は5月からだけど、先月までお茶事のお稽古で炉を使っていたので、1ヶ月遅れの初風炉です。
外題というのは、軸を広げなくても、中に何て書いてあるか分かるように、軸の外側に貼った紙に書いてある題のこと。
お稽古の目的は、軸の巻き方と広げ方を覚えることなので、何て書いてあるかはどうでもいいんですけどね。
巻物なので、クルクル巻いて、付属の紐で縛ればよいのだけど、実際にやってみると上手くいかないんだコレが。広げた軸を巻き戻すとガバガバに浮いたようになるし、紐も緩んできてしまう。やれやれ。
今日のお棚は、先生のお知り合いの師匠からいただいた十三代家元の即中斎好みの扇棚でした。初めて使うんじゃないかな?