5月15日。5日前にやった茶事のお稽古の続きです。
本当の茶事では、前半の初座が終わったら、お客さんは茶室の外の腰掛でひと息ついていて、後半はお客が茶室に入り直すところから始まります。やることは、
⚫︎濃茶をいただく。お稽古ではまだコロナ警戒継続中なので、回し飲みはせず、正客さんだけ点ててもらい、残りの人は空のお茶碗で飲んだフリ。
⚫︎茶入れ、茶杓、仕覆を拝見する。
⚫︎薄茶をいただく。
⚫︎棗、茶杓を拝見する。
この辺りは普段のお稽古でやっているので、ようやく「いつものやつ」に戻ってきた感じ。今回、私は薄茶を点てる役を振られました。お客さん役4人と自分の分、計5人分のお茶を点てねばならないのだ!同じことを繰り返すだけなので、やることは難しくないけど、何しろ5人分なので、座っている時間が長くなるではないか。
手足症候群はほぼ消失したけれど、そもそも正座が苦手なのよ。お茶を習ってだいぶ経つけど、ちっとも長く座れるようになれない。
そしてもう一つの懸念は暑さです。この建物、今ちょうど暖房と冷房の間の期間で、空調が入っていないのだ❗️ノーエアコン❗️❗️天気予報では「5月に夏日」とか言ってるのに。
そんな中で、5人分のお茶を点てる間、地獄の釜のようにボコボコ泡を立てながら、グラグラ沸き返っている茶釜の乗った炉の側にずっと座っていなければならないのだ❗️❗️❗️しかもまだマスク必須なので、輪をかけて暑い🥵。しかも私、抗がん剤の副作用の脱毛のため、ウィッグも被ってるから、輪をかけて暑い🥵×2。
正座と暑さのダブルパンチ。キツすぎて、正客さんから「どうぞご自服を」と勧められる前に、お客さん役の4人分が終わったら、すっかり片付ける気満々で、手を動かしてました。
先生から「まだご自服がありますよ」と言われて、思わず声に出してしまった。「私もですか?!」…ご自服を勧められた時、お断りする方法はあるのでしょうか…?
そんなこんなで、終わった時はまさにこんな感じ。
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この日もお稽古時間、超過しました。いや〜お茶事って大変だ。
床に飾られたヤマボウシ。もう咲いてるんですね。白と緑のコントラストが爽やか。
使用したのは高麗卓でした。