病院の廊下に掲示してあったポスターです。
健康な人からしたら、こんなのただのワガママに聞こえるだろうな、と思いつつ、言い得て妙だと思ったので、写真を撮ってしまいました。
病気になっても、できる限り今までと同じ生活をしたい。だから変に気を使われてギクシャクしたり疎遠になるのは悲しい。
けれど、心身ともに病前と同じとはいかないから、シンドイこともあるんだよね。
以前、友人とスキーの計画を立てていたとき、こんな提案をされたことがありました。
「朝7:00に都庁前発のバスに5時間乗って行く激安ツアーがあるからそれにしない?」
滑ることに一点集中するために、余分な体力は使いたくないのに。抗がん剤の副作用で足に痺れとチクチクした痛みがあって、ブーツでガチガチに固定するから、悪化するのは目に見えてるのに←この悪化は想定の範囲内。だからスキー以外の部分ではなるべく楽をしたいというのが私の希望。移動は新幹線メインで、宿はゲレンデ至近、みたいな。私が提案したプランはそういう感じでした。一緒に街歩きとかして、病状についても話してるので、理解してくれていると思ってた…。
それに、7:00に都庁前に行くのに何時に起きなあかんねん。睡眠、大事やで?
ソッコーで「そのプランは体力的に無理です」と返信しました。
その子は「安い」が第一条件だったみたいで、結局他の人と行ったそうです。
ま、価値観が合わなかったということで、たぶん今後も一緒にスキーには行かないと思います。